健康運動指導士の難易度|合格率は非公表、75問120分
健康運動指導士の「難易度」を知りたい人に向けて、まず合格率が確認できないことを正直に書き、そのうえで形式・範囲・受験までの負担という確かめられる材料から難しさを見積もります。
最終更新 2026-10-16
合格率は確認できなかった
財団の養成講習会開催要領と令和8年度の認定試験案内には、合格率・合格基準・合格者数の記載を確認できませんでした(2026年10月4日時点。案内PDFは機械的に本文を読み取れなかったため、目視で確認できていない部分が残ります)。ネット上の数字は、財団のどのページが出どころか辿れないものが多く、当サイトでは載せていません。
合格率が分からないので、「難しい」「易しい」と数字で言い切ることはできません。そのかわり、形式・範囲・受験までの負担は公表資料から確認できます。
受験できるのは養成講習会の修了者、過去の受験者(再受験)、資格を失効した人(再受験)に限られます。受験者の母集団が最初から絞られているため、一般の資格試験の合格率と同じ感覚で比べることはできません。
筆記試験は1問あたり1分36秒
試験は四肢択一75問・120分のCBT方式です(財団の令和8年度案内による)。120分を75問で割ると、1問あたり96秒、つまり1分36秒になります。
選択肢は4つで、1問ごとに長考できる余裕はありません。知識を持っているかどうかに加えて、1問を素早く判断する処理速度も問われる時間設計です。迷った問題を後回しにして先に進む練習をしておくと、時間切れを避けやすくなります。
範囲は全15章で、医学寄りの内容が厚い
出題範囲は公式テキスト全15章です。生活習慣病(第3章)、運動生理学(第4章)、運動プログラムの実際(第11章)、運動負荷試験(第12章)など、プログラムの作成・調整を担う資格らしく、医学的な内容が含まれます。
財団は章ごとの出題数を公表していません。当サイトの問題数は第3章・第4章・第11章が各27問で最多ですが、これは当サイトの配分であり、財団の公式な比重ではありません。範囲の章立ては出題範囲の記事にまとめています。
負担は受講コースで大きく変わる
指導士は受験の前に養成講習会を修了する必要があり、その重さは受講資格のコースで変わります。講習の単位数が最も少ないコースは40単位、最も多いコースは104単位です。
| コース | 受講料(税込) | 受験料+登録料を含む合計(税込) |
|---|---|---|
| 40単位 | 137,500円 | 176,419円 |
| 51単位 | 165,000円 | 203,919円 |
| 70単位 | 220,000円 | 258,919円 |
| 104単位 | 291,500円 | 330,419円 |
受験料13,619円・登録料25,300円は全コース共通です。金額は2026年9月時点の財団公表額で、変わる場合があります。
落ちたときの負担
CBTは指定された実施期間内に自分でテストセンターを予約して受ける形式です。令和8年度は年3回(第162〜164回)の実施期間が設定されているので、不合格でも、過去に受験した人として再受験の道があります。講習そのものを受け直す必要があるのかは、この記事では確かめきれていません。
なお、受験料は1回につき13,619円と案内されています。再受験時の費用や条件は、受験のたびに財団の最新の案内で確認してください。
健康運動実践指導者と比べると
指導士は筆記のみで75問・1問1分36秒、実践指導者は筆記40問・1問2分15秒(40問・90分は当サイトの非公式な目安)に加えて指導実技試験があります。1問に使える時間は指導士のほうが短く、範囲も全15章と全9章で指導士のほうが広くなります。
ただし実践指導者には実技があるため、筆記の量だけで難しさは決まりません。範囲と筆記の速さで見るなら指導士のほうが重く、実技の準備まで含めると別の種類の負担になります。受講資格や費用の比較は、違いの記事に譲ります。