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資格のニガテ一問一答
健康運動指導士科目模擬試験復習

体力測定と評価の板書

講義動画で板書した内容を、全文そのまま置いています。動画を見ながら書き写す必要はありません。必要なところだけ読んでください。

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各節の時刻(00:00)を押すと、動画のその場面から再生されます。

第8章「体力測定と評価」

この章は数字と手順の側です。測定の条件、身体組成の測り方、最大酸素摂取量の推定、新体力テストの種目の規定、高齢者のADLによるスクリーニング、評価と伝え方までを扱います。章ごとの出題数は公表されていないので、重さの目安は示していません。

①測定の条件3節

00:23測定の条件

妥当性・信頼性・客観性は、別のことを指す

  • 妥当性=測りたい体力要素を、他と混同せずに測れている
  • 信頼性=同じ条件で繰り返して、同じような結果が出る
  • 客観性=測る人が変わっても同じ数値。ほかに簡便性・安全性
  • 方法を選ぶときに検討する条件:妥当性・信頼性・客観性・簡便性・安全性
  • 妥当性=測りたい体力要素を、他の要素と混同せずに実際に測れているか(的を射ているか)
  • 信頼性=同じ対象者を同じ条件で繰り返し測ったときに同じような結果が出るか(ぶれないか)。ばらつきが小さいほど高い
  • 客観性=測定者が違っても同じ結果が得られるか(測る人で変わらないか)
  • 簡便性=特別な機器や広い場所を必要とせず、短い時間で手軽にできるか
  • 間違えやすいところ: 信頼性が高くても妥当性が低いことはある。いつも同じ値は出るが、測りたいものを測っていない場合
出典(2件)

測定の5条件。妥当性・信頼性・客観性の言い換え

  • 見分けるのは言い換えの一語。的を射ているか/ぶれないか/測る人で変わらないか
  • 妥当性と信頼性の説明を入れ替えた選択肢、客観性の説明を信頼性として出した選択肢はどちらも切れる
  • 簡便性と安全性は、精度の条件ではなく「現場で使えるか」の条件
動画でこの図を見る(00:51)
01:00体力の分類

測れるのは、主に行動体力のほう

  • 行動体力=行動を起こし・持続し・調整する能力。筋力・全身持久力・柔軟性
  • 防衛体力=外界の刺激に抵抗して健康を保つ力。病原体への抵抗力など
  • 防衛体力は新体力テストでは測っていない。握力や長座体前屈は行動体力
  • 体力=行動体力+防衛体力
  • 行動体力:行動を起こし・持続し・調整する能力。筋力・筋パワー・筋持久力・全身持久力・敏捷性・平衡性・巧緻性・柔軟性
  • 防衛体力:外界の刺激に抵抗して健康を維持する能力。温度変化や低酸素などの物理化学的ストレス、病原体などの生物的ストレスに対する抵抗力
  • 間違えやすいところ: 新体力テストが測っているのは握力や長座体前屈=行動体力。防衛体力は現場の測定項目になっていない
  • 「筋力・全身持久力・柔軟性が防衛体力に含まれる」「体力はすべて行動体力」「防衛体力は新体力テストで測定する」はいずれも誤り
  • 測りにくいが、運動の効果としては防衛体力も重要
出典
  • 出典:行動体力・防衛体力の区分は体力学の一般的な教科書レベルの知識

②BMI2節

BMIは「重さと高さの関係」でしかない

  • BMI=体重(kg)÷身長(m)の2乗。身長はメートル。分子は体重
  • 表すのは体格だけ。体重の内訳(筋量と脂肪量)を区別しない
  • ただし体脂肪率と無関係でもない。中身を知るには身体組成の測定が要る
  • BMI=体重(kg)÷身長(m)の2乗。日本肥満学会の判定では18.5未満低体重/18.5以上25未満普通体重/25以上肥満
  • 誤りの式:分子を体脂肪量にする/身長の1乗で割る/身長をcmのまま用いる
  • 「体脂肪率をそのまま百分率で表す」「内臓脂肪量を直接表す指標」はいずれも誤り
  • 間違えやすいところ: 「体脂肪率の影響を受けない」も言い過ぎ。体重に脂肪量が含まれるので、体脂肪量の増減を部分的には反映する
  • 筋量の多い者では体脂肪が少なくてもBMIが高くなる。体脂肪率の代わりにはならない
出典
02:06身体組成の測り方

電気で測るか、挟んで測るか

  • 皮下脂肪厚法が測るのは皮下脂肪。内臓脂肪は測れない。部位の指定が前提
  • 生体電気抵抗法(BIA)

    水分の多い除脂肪組織は電気を通しやすく、脂肪組織は通しにくい

    • 数十秒で済む
    • 条件をそろえて測れる場面
  • 皮下脂肪厚法(キャリパー法)

    上腕背部と肩甲骨下部の皮下脂肪の厚さから、推定式で求める

    • 2部位を挟む
    • 同じ人が続けて測る場面
  • 生体電気抵抗法(インピーダンス法):水分を多く含む除脂肪組織が電気を通しやすく、脂肪組織は通しにくいという性質を利用して体組成を推定する
  • 間違えやすいところ: 通しやすいのは脂肪ではなく水分のほう。体内の水分状態に影響され、測定前の飲食・発汗・入浴・時間帯で値が動く
  • 「体脂肪が電気を通しやすい」「体内の水分量に影響されず値は変動しない」はどちらも誤り
  • 皮下脂肪厚法(キャリパー法):上腕背部と肩甲骨下部などの皮下脂肪の厚さを測り、推定式で体脂肪率を推定する
  • 間違えやすいところ: 測っているのは皮下脂肪。内臓脂肪は直接には反映されない。内臓脂肪の評価には腹囲や画像による方法を用いる
  • 推定式は決められた部位を測る前提。「どこを測っても同じ推定値」は誤り。つまみ方や圧で差が出るため客観性は高くない
  • 混ざりやすい別の方法:DXA法=X線で骨と軟部組織を区別する/水中体重秤量法=水に沈めて体密度から求める
出典

③最大酸素摂取量2節

02:41最大酸素摂取量

「単位時間あたりの最大量」であることが効いている

  • 最大酸素摂取量=単位時間に取り込んで利用できる酸素の最大量
  • これが有酸素性のエネルギー供給能力を直接表すので、指標になる
  • 測るのは単位時間あたりの最大値。続けられた時間/総消費量ではない
  • 最大酸素摂取量=単位時間に体内へ取り込んで利用できる酸素の最大量。有酸素性のエネルギー供給能力を直接表すので、全身持久力の指標になる
  • 「運動を継続できた時間そのもの」は誤り。継続時間は意欲や慣れの影響を受けやすい
  • 「運動中に消費した総エネルギー量」も誤り。単位時間あたりの最大値であり、運動が長いほど大きくなる量ではない
  • 筋の断面積に対応するのは最大筋力。握力などの筋力の測定値から推定できるものではない
  • 「最大」の値なので、測るには最大まで追い込むか、間接法で推定するかのどちらかになる
出典
03:10直接法と間接法

呼気ガスを分析して実測するのが直接法

  • 直接法=漸増負荷運動中に呼気ガスを実測。最大努力と専用機器が要る
  • 間接法=最大下の運動での心拍数と負荷の関係などから推定。誤差を含む
  • 危険性が高いのは直接法のほう。高齢者・有疾患者では間接法を選ぶ
  • 直接法:漸増負荷運動中の呼気ガスを分析して酸素摂取量を実測する。精度は高いが、最大努力の運動と専用の機器を要し、危険性も高い
  • 間接法:最大下の運動での心拍数と負荷の関係などから推定する。呼気ガス分析は不要。安全性と簡便性に優れるかわりに誤差を含む
  • 間違えやすいところ: 「間接法は最大努力の運動を必要とするため危険」は入れ替え。最大努力を要するのは直接法のほう
  • 「どちらも呼気ガスを分析し、測定機器が違うだけ」も誤り。間接法は呼気ガス分析を必要としない
  • 高齢者や有疾患者では、精度より安全性と実施しやすさを優先して間接法を選ぶ場面が多い
  • 負荷のかけ方・禁忌・中止の判断は第12章「運動負荷試験」で扱う
出典
  • 出典:直接法・間接法の対比は健康・体力づくり事業財団健康運動指導士学習目標第8章節3-2・3-3

④20〜64歳の項目5節

03:4320〜64歳の項目

急歩と20mシャトルランは、どちらかを選ぶ

  • 20〜64歳は握力・上体起こし・長座体前屈・反復横とび・立ち幅とび+持久力
  • 全身持久力は急歩/20mシャトルランのどちらかを選択。両方やらない・合計しない
  • 6分間歩行は65〜79歳の項目。20〜64歳には入らない
  • 新体力テスト(20歳〜64歳対象)の項目:握力・上体起こし・長座体前屈・反復横とび・急歩・20mシャトルラン(往復持久走)・立ち幅とび
  • 間違えやすいところ: 急歩と20mシャトルランはいずれかを選んで実施する。両方を同じ日に必ず実施する定めではなく、記録を合計する前提にもなっていない
  • 6分間歩行は65歳〜79歳対象の項目。20〜64歳には入らない
  • 持久力の測り方が「急歩/シャトルラン」か「6分間歩行」かで、年齢区分を見分けられる
出典
  • 出典:スポーツ庁新体力テスト実施要項(20歳〜64歳対象)

新体力テスト。年齢区分と測る体力要素

  • どちらの区分でも共通:握力(筋力)/上体起こし(筋力・筋持久力)/長座体前屈(柔軟性)
  • 20〜64歳のみ:反復横とび(敏捷性)/立ち幅とび(筋パワー)/急歩・20mシャトルラン(全身持久力・いずれかを選択)
  • 65〜79歳のみ:開眼片足立ち(平衡性)/10m障害物歩行(歩行能力)/6分間歩行(全身持久力)
  • 間違えやすいところ: 65〜79歳では、まずADL(日常生活活動テスト)の質問紙で実施の可否を確かめてから行う
  • 間違えやすいところ: 反復横とびと立ち幅とびは65〜79歳の区分に入らない。柔軟性を測るのは長座体前屈だけ
動画でこの図を見る(04:18)
04:33数で押さえる3つ

距離と秒数。男女で違うのは急歩

  • 急歩・男子

    1500m

  • 急歩・女子

    1000m

  • 反復横とび

    20秒間

  • 急歩:男子1500m・女子1000m。いずれかの足が常に地面に着いているようにして急いで歩く
  • 「男子1000m・女子1500m」は男女が入れ替わっている。「男女とも1500m」「男女とも1000m」も誤り
  • 反復横とび:20秒間。中央ラインの両側100cmに2本の平行ラインを引く。「60秒間」は誤り
出典
  • 出典:スポーツ庁新体力テスト実施要項(20歳〜64歳対象)
04:47動作の規定

「反復横とび」は跳ばない。「急歩」は走らない

  • 反復横とび=サイドステップで20秒。ジャンプしない
  • 走り出して両側にタッチするのでもない。ラインは中央の両側100cm
  • 急歩=どちらかの足が常に地面に着いている。両足が離れた時期があれば走行
  • 反復横とび:中央ラインの両側100cmに2本の平行ラインを引き、中央ラインをまたいで立つ。合図でサイドステップにより左右のラインを越すか踏むまで移動する動作を20秒間繰り返す
  • 間違えやすいところ: 実施要項はサイドステップで行うことを明記し、ジャンプしてはいけないと定めている
  • 「両足で跳びはねながら」「中央ラインから走り出し、両側のラインにタッチ」「60秒間」はいずれも要項の定めに反する
  • 急歩:いずれかの足が常に地面に着いているようにして急いで歩く。両足が一瞬でも地面から離れたら、正しく歩くよう指示する
  • 間違えやすいところ: 歩行と走行の境目は「両足が同時に地面を離れる時期があるか」。この定義がそのまま測定の規則になっている
出典
  • 出典:スポーツ庁新体力テスト実施要項(20歳〜64歳対象)
05:17総合評価

単位の違う記録は、得点表を挟んで足す

  • 各項目の記録を項目別得点表で得点に換算し、合計得点で総合評価
  • 得点表を挟むから足せる。単位のまま合計しない(kgとcm)
  • 項目別得点表は男女別/総合評価基準表は年齢別。最高点を採るのでもない
  • 新体力テストの総合評価:項目ごとの記録を項目別得点表で得点に換算し、その合計得点をもとに行う
  • 間違えやすいところ: 得点表を挟むのは「単位も尺度も違うものを足せるようにする」ため。握力のkgと長座体前屈のcmはそのまま足せない
  • 「換算したうえで最も高い得点を総合評価の得点とする」は、体力を多面的にみる趣旨に反する
  • 間違えやすいところ: 得点表の区分を取り違えない。項目別得点表は「男子/女子」の2表のみで年齢の区分は無い。総合評価基準表のほうが年齢別(20〜64歳は5歳刻み、65〜79歳は65〜69/70〜74/75歳以上)。20〜64歳にはさらに体力年齢判定基準表がある
出典

⑤介護予防と移動機能6節

05:47介護予防と移動機能

歩けるかは、筋力だけでは決まらない

  • 移動機能は平衡性+歩行能力(開眼片足立ち・10m障害物歩行)
  • 組み合わせて初めて表せる。握力だけ/BMIの区分/全部の合計では無理
  • 高齢者の移動機能は、筋力だけでなく平衡性や歩行能力が複合して決まる。開眼片足立ち(平衡性)と10m障害物歩行(歩行能力)のような項目を組み合わせて評価する
  • 握力は全身の筋力の指標として有用だが、移動機能そのものは表さない
  • BMIは体格の指標であり、その区分から移動機能の低下の有無を判定するものではない
  • 間違えやすいところ: 「握力・上体起こし・長座体前屈・開眼片足立ちをすべて測って合計点で判定」も誤り。項目を増やせば表せるわけではなく、増やすほど対象者の負担も大きくなる
出典
  • 出典:スポーツ庁新体力テスト実施要項(65歳〜79歳対象)/ロコモONLINE(日本整形外科学会)
06:11ADLによるスクリーニング

65〜79歳は、ADLの質問紙が先

  • 最初にADL(日常生活活動テスト)の質問紙。判定基準で実施の可否を決める
  • 握力・長座体前屈・6分間歩行は可否を判断したあとに実施する項目
  • 20〜64歳も質問紙は必須。65〜79歳は種目の可否まで決めるのが違い
  • 新体力テスト(65歳〜79歳対象)では、まずADL(日常生活活動テスト)の質問紙を実施し、その判定基準によって各テスト項目を実施してよいかを検討する
  • ADLの判定は条件が2本立て。問1だけで止まるのは6分間歩行(6分間歩行実施上の注意「ADLの問1で『1.5〜10分程度』と答えた被測定者については、このテストを実施しない」)。問1・問5・問6の3つとも①のときに、6分間歩行・10m障害物歩行・開眼片足立ちが実施不可能になる
  • 間違えやすいところ: 握力・長座体前屈・6分間歩行は、スクリーニングを経て実施する項目そのもの。可否を判断する手順にはあたらない
  • 間違えやすいところ: 「20〜64歳にはこの手順がない」は誤り。20〜64歳の要項も「別紙の『健康状態のチェック』を用いて、体調・薬物治療中の病気のチェックを必ず行う」としており、40歳以上は自覚症状のチェック・血圧測定・心拍数測定が必須、30歳以上の男性は必ず血圧測定。違いは、65〜79歳ではADLが種目ごとの実施可否まで決めること
出典
06:45判定基準の中身

質問の中身が、そのまま動作に対応している

  • 布団の上げ下ろしと仰向けから上体の両方「できない」→上体起こしは実施しない
  • 6分間歩行・10m障害物歩行・開眼片足立ちが止まるのは別の組み合わせ
  • ADLによるテスト項目実施のスクリーニングに関する判定基準:問10(布団の上げ下ろしができるか)と問12(仰向けに寝た姿勢から手を使わないで上体だけを起こせるか)の両方で「できない」に該当した場合、上体起こしテストは実施不可能
  • 6分間歩行が実施不可能となるのは、問1(休まないでどれくらい歩けるか)・問5(正座の姿勢から立ち上がれるか)・問6(開眼片足立ち)で「できない」に相当する回答をした場合。問10・問12とは別の組み合わせ
  • 間違えやすいところ: 握力・長座体前屈は、この判定の対象として挙げられていない
  • 設問の内容がそのまま測定の動作に対応しているので、質問紙の段階で実施の可否を判断できる
出典
  • 出典:スポーツ庁新体力テスト実施要項(65歳〜79歳対象)ADLによるテスト項目実施のスクリーニングに関する判定基準

ADLの回答と、実施しない種目

  • 左:問10(布団の上げ下ろし)+問12(仰向けから手を使わずに上体を起こす)の両方「できない」→上体起こしは実施不可能
  • 右:問1(休まないで歩ける時間)・問5(正座から立ち上がれるか)・問6(開眼片足立ち)で「できない」に相当→6分間歩行・10m障害物歩行・開眼片足立ちを実施しない
  • 握力・長座体前屈は、この判定の対象として挙げられていない
  • 間違えやすいところ: 質問の内容と測定の動作が対応している。どの質問がどの種目を止めるかで覚える
動画でこの図を見る(07:08)
07:206分間歩行

競争ではない。走らない。普段歩く速さで

  • 実施前に伝える:競争ではない/走らない・とび上がらない/6分で笛
  • 歩き方は普段歩く速さで6分間。記録は歩いた距離
  • 要項が決めているのは競わない・走らない。小走り/その場で終了は反する
  • 6分間歩行の実施前に被測定者へ伝える内容(要項):競争でないので他人と競わないこと/走らないこと、とび上がらないこと(片方の足が必ず地面についていること)/6分経ったら笛で合図をするので、その位置を確認すること
  • 歩き方は「普段歩く速さで6分間歩く」。記録は歩いた距離
  • 「他の参加者より前に出るよう努め、遅れそうなら小走りに切り替えてよい」は、競争の禁止と走行の禁止の両方に正面から反する
  • 「疲れを感じたら走ってもよい」も走行を禁じた定めに反する
  • 間違えやすいところ: 「途中で自由に立ち止まって休み、疲れたらその場で終了してよい」という指示は要項に示されておらず、比較的長い時間続けて歩ける能力をみる趣旨にも合わない
出典
  • 出典:スポーツ庁新体力テスト実施要項(65歳〜79歳対象)
07:56血圧の数字を分ける

160/95は、測定を見合わせる基準

  • 6分間歩行を実施しない

    160/95mmHg以上(当日)

  • 高血圧の診断(診察室血圧)

    140/90mmHg

  • 降圧目標(診察室)

    130/80mmHg未満

  • 要項(65歳〜79歳対象)6分間歩行の実施上の注意:被測定者の健康状態に注意し、医師の治療を受けている者、風邪気味の者、熱がある者、二日酔いの者、当日の血圧が160/95mmHg以上の者などにはこのテストを実施しない
  • 間違えやすいところ: 160/95は「測定を見合わせる基準」。高血圧の診断基準(140/90mmHg)とも降圧目標とも違う数字
  • 間違えやすいところ: 血圧の数字は章をまたいで4本ある。この章の160/95=6分間歩行を実施しない線/第11章の180/110(家庭血圧160/100)=まず服薬で血圧を下げる線/第12章の200/110=運動負荷試験の相対的禁忌/同じ第12章の225=負荷試験中の中止基準。どれも別の線で、互いに置き換えられない
  • 間違えやすいところ: 140/90は診察室血圧の基準。家庭血圧の高血圧判定は135/85で別の数字
  • 降圧目標は日本高血圧学会高血圧管理・治療ガイドライン2025で、年齢にかかわらず診察室130/80mmHg未満・家庭125/75mmHg未満
  • 「当日の血圧が130/85mmHg以上」は基準より低く、実施を見合わせる根拠にならない
  • 「70歳以上の者」は実施しない条件ではない(このテストはそもそも65〜79歳が対象)。「過去に運動習慣がなかった者」も挙げられていない
出典

⑥相対評価と絶対評価2節

08:14相対評価と絶対評価

比べる相手が、集団か基準値か

  • 相対評価=同じ性・年齢の集団のなかでの位置づけ(標準得点・5段階評価)
  • 絶対評価=健康の維持に必要な基準値と比べて到達しているか
  • 基準と照らすから評価になる。測定値をそのまま伝えるだけは評価ではない
  • 相対評価:同じ性・年齢の集団の中での位置づけを示す評価。標準得点や5段階評価などが用いられる
  • 絶対評価:健康の維持に必要とされる基準値と比べて、到達しているかを示す評価
  • 間違えやすいところ: 両者を入れ替えた説明が混ざりやすい。「どちらも集団の中での位置づけを示し、得点の計算の手順が異なるだけ」も誤り
  • 「絶対評価は測定値をそのまま対象者に伝えること」も誤り。基準と照らすからこそ評価になる
  • 「同年代より上」でも「健康に必要な水準には届いていない」ことはある。両方で見る意味はここ
出典
  • 出典:相対評価・絶対評価の区分は測定評価学の一般的な教科書レベルの知識
08:47伝え方

伝えて終わりにしない。次の行動に結びつける

  • 結果は次に取り組む行動と結びつけて示す。測定は現状把握で、目的ではない
  • 測定値は個別に伝える。数値だけ渡して本人任せ/順位の掲示は不適切
  • 低い項目から疾患の可能性を伝えるのは業務の範囲外。受診の判断は医師に
  • 測定は実施そのものが目的ではなく、結果を運動プログラムの作成や行動の変容につなげることに意味がある
  • 結果を伝えるだけで終わらせず、次に取り組む具体的な行動と結びつけて示す
  • 「数値だけを一覧にして渡し、解釈と活用は本人に任せる」では、測定を行動につなげるという目的を果たせない
  • 「他の参加者の結果と順位を並べて掲示し、競争を意識させる」は個人情報の取り扱いの面でも問題があり、意欲を損なう者も生む。測定値は個別に伝える
  • 間違えやすいところ: 低い値から疾患の可能性を推し量って伝えることは業務の範囲を越える。伝えるのは運動で改善を図れる点までで、受診の判断は医師に委ねる
出典
  • 出典:測定評価学の一般的な教科書レベルの知識/標準的な健診・保健指導プログラム(厚生労働省)
09:23覚えて帰る4つ

この章の要点

  • 条件は言い換えの一語。的を射ているか/ぶれないか/測る人で変わらないか
  • 測り方の性質が答えになる。BMIは体格だけ/インピーダンス法は水分
  • 急歩1500/1000m・反復横とび20秒・6分間歩行160/95
  • 手順には決まりがある。急歩かシャトルランは選択/65〜79歳はADLが先
出典
  • 出典:数字はいずれもスポーツ庁新体力テスト実施要項(20歳〜64歳対象/65歳〜79歳対象)

読んだら、解いて確かめる

聞いて分かったつもりのところは、解くとはっきりします。間違えた問題だけが自動で復習に戻り、2回連続で正解すると外れます。

体力測定と評価を20問で解く

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健康運動指導士の板書(公式テキストの章立て順)。

公式テキストの本文は使っていません。章題とページ数は目次から転記した事実、内容は公的機関の公開資料と教科書水準の一般知識にもとづいています。章ごとの出題数は公表されていません。