JATI-ATI一般科目とは|受験資格・費用・試験の中身
JATI-ATIは「一般科目」と「専門科目」の2科目に合格して初めて認定される資格です。ここでは一般科目にしぼって、受験資格・費用・試験の中身を、JATI公式サイトで確認できる範囲でまとめます。
最終更新 2026-10-25
一般科目は専門科目とセットの資格
JATI-ATI(JATI認定トレーニング指導者)は、特定非営利活動法人 日本トレーニング指導者協会(JATI)が認定する資格です。一般科目と専門科目の2科目があり、両方に合格するとJATI-ATIとして認定されます。一般科目だけ、専門科目だけでは資格になりません。
一般科目は、体力トレーニング総論・機能解剖・バイオメカニクス・運動生理学・運動と栄養・運動と医学・運動と心理の7領域で構成されます。指導の土台になる人体の仕組みと運動理論を扱う科目で、実技寄りの専門科目とは性格が異なります。
受験資格:まずJATI個人正会員であること
受験するには、JATIの個人正会員であることが前提になります。そのうえで、次のいずれかに該当する必要があります。
これとは別に、JATIが認定する養成校・養成機関で所定の教育を受けた場合は、養成講習会を受けずに「養成校・養成機関対象認定試験」を受験するルートもあります。試験の実施区分が分かれるため、後述する合格率も「一般対象」とは別に集計されています。
- 養成講習会(一般科目・専門科目)を受講し、ワークノートを提出済みであること
- 過去にJATI-ATI認定試験を受験したことがあること
- JATIが定める認定資格(准トレーニング指導者など)をすでに保有していること
- 健康運動指導士、NSCA認定トレーニング指導者(CSCS)、NSCA認定パーソナルトレーナー(CPT)、日本スポーツ協会公認スポーツプログラマーのいずれかの資格を保有していること
保有資格や受講歴によって、養成講習会の一部だけが免除されるケースもあります。自分がどのパターンに当てはまるかは、必ずJATI公式サイトの「認定資格の取得方法」ページで確認してください。「講習会を受けずに教材だけで独学する」という単独のルートは、公式サイト上には見当たりませんでした。
費用は年会費・受講料・受験料の3つ
資格取得までにかかる費用は、大きく分けて3種類です。これに教材費や会場までの交通費が加わります。
| 項目 | 金額(税込) |
|---|---|
| JATI個人正会員 年会費 | 11,000円 |
| 養成講習会 受講料(一般科目) | 60,500円 |
| 養成講習会 受講料(専門科目) | 66,000円 |
| 認定試験 受験料(一般科目・専門科目 両方) | 33,000円 |
| 認定試験 受験料(1科目のみ) | 22,000円 |
初めて受験する場合は、一般科目・専門科目をまとめて申し込むのが原則です。1科目だけの受験料(22,000円)は、前回不合格だった科目を再受験する場合などに限られます。年会費は資格取得後も毎年発生します。
試験形式:90問・90分のマークシート方式
一般科目の筆記試験は、マークシート方式で90問・90分です。専門科目も同じく90問・90分で、同日に続けて実施されます。なお、1問あたりの選択肢の数は認定試験実施要項に明記がありません(本サイトの問題は4択で作成しています)。一般科目は次の7領域で構成されます。
| 領域 | 扱う内容 |
|---|---|
| 体力トレーニング総論 | 体力の概念と構成要素、トレーニングの基本原理・原則 |
| 機能解剖 | 上肢・脊柱と胸郭・骨盤と下肢の骨・関節・筋の構造 |
| バイオメカニクス | 力学の基礎理論、スポーツとトレーニング動作の力学的分析 |
| 運動生理学 | 呼吸循環器系・骨格筋系・神経系・内分泌系と運動、トレーニングへの適応 |
| 運動と栄養 | 栄養の基礎理論、競技力向上と健康増進のための栄養 |
| 運動と医学 | 救急処置法、整形外科的傷害の予防、生活習慣病とその予防 |
| 運動と心理 | 心理学の基礎理論、動機づけ・目標設定・メンタルトレーニング |
養成講習会の要項は「7領域で計16時間程度」とだけ示しており、領域ごとの時間配分は公表されていません。当サイトでは領域の重みを均等とみなして問題を配分しています。
日程:いま申し込めるのは第2回・地区別会場
2026年度 第1回・全国共通会場の試験は2026年10月18日(日)に実施済みです。申込は2026年8月17日〜9月18日(必着)で、すでに締め切られていました。
いま申し込めるのは、2026年12月から2027年2月にかけて全国9会場で実施される第2回・地区別会場です。会場ごとに申込締切が違い、2026年10月25日時点で最も早いのは宮城会場の11月13日(必着)です。なお地区別試験は、同一年度内に1会場でのみ受験できます。
そのあとが2027年3月28日(日)実施の第3回・全国共通会場で、申込期間は2027年1月25日〜3月5日(必着)、受験料の支払期限は3月18日です。会場ごとの締切と試験日の一覧は、試験日程の記事にまとめています。
合格率:科目別ではなく受験ルート別に公表
JATIは、一般科目・専門科目という科目単位の合格率は公表していません。公表しているのは、養成講習会経由で受験する「一般対象」と、養成校・養成機関経由で受験する「養成校・養成機関対象」という、受験ルート単位の合格率です。直近の「一般対象」の合格率は次のとおりです。
| 回次 | 実施日 | 合格率(一般対象) |
|---|---|---|
| 2024年度 第1回 | 2024年10月20日 | 84% |
| 2024年度 第2回(地区別) | 2024年12月〜2025年2月 | 76% |
| 2024年度 第3回 | 2025年3月23日 | 56% |
受験者数・合格者数そのものは公表されていません。またこの合格率は、一般科目・専門科目をまとめた「一般対象」というルート全体の数字であり、科目ごとの内訳ではありません。回によるばらつきも大きいため、参考程度にとどめてください。