JATI-ATI一般科目の難易度|合格率56〜93%
一般科目の難易度を、公表されている合格率、1問あたりの時間、受験までのハードル、不合格のときの負担の4点から整理します。科目別の合格率が公表されていない点も、正直に書きます。
最終更新 2026-10-25
合格率は受験ルート別に公表、科目別は非公表
JATIが公表している合格率は、養成講習会経由などで受ける「一般対象」と、養成校・養成機関経由の「養成校・養成機関対象」に分かれています。一般科目だけの合格率は、公式サイトで確認できませんでした。受験者数や合格者数も公表が確認できていません。
直近3年度(2022〜2024年度)の全9回で見ると、一般対象は56%から93%、養成校・養成機関対象は55%から74%の間で動いています。回によって差が大きいため、1つの数字を目安にするのは避けてください。
| 年度 | 一般対象(第1回/第2回/第3回) | 養成校・養成機関対象(第1回/第2回/第3回) |
|---|---|---|
| 2022年度 | 77% / 69% / 89% | 71% / 60% / 65% |
| 2023年度 | 80% / 78% / 93% | 74% / 55% / 56% |
| 2024年度 | 84% / 76% / 56% | 62% / 59% / 61% |
この数字は、一般科目と専門科目をあわせた受験ルート単位のものです。どちらの科目が難しいかを示す数字ではありません。2026年10月4日時点でJATI公式サイトに掲載されていた値です。
1問あたりに使える時間は60秒
一般科目は90問・90分です。90分を90問で割ると、1問あたり60秒です。見直しに時間を回したいなら、1問あたりの平均は60秒より短くしなければなりません。
さらに、認定試験は一般科目と専門科目が同じ日に続けて実施されます。両方を受けると、合計180問・180分です。専門科目も含めて、長い時間集中を保てるかが、知識とは別の負担になります。
受験資格のハードルは経路によって違う
受験にはJATIの個人正会員であることが前提で、そのうえで養成講習会の受講とワークノートの提出などの条件があります。保有資格などによる免除の経路もあります。詳しい条件と費用は、別の記事「JATI-ATI一般科目とは」にまとめています。
難易度の観点で言えば、試験そのものの前に、会員登録、講習会の受講、ワークノート提出という段階があります。受験日の問題を解く力だけでなく、そこまでの準備の手間も含めて計画を立てる必要があります。
どちらの科目が重いかは、公表データでは言えない
科目別の合格率が公表されていないため、一般科目と専門科目のどちらが難しいかを、数字で比べることはできません。確かなのは構造の違いだけです。
| 項目 | 一般科目 | 専門科目 |
|---|---|---|
| 問数・時間 | 90問・90分 | 90問・90分 |
| 領域数 | 7領域 | 4領域 |
| 講習会の時間 | 約16時間 | 約16時間 |
| 内容の性格 | 基礎科学 | 指導の実務 |
落ちたときの負担
2026年度の実施要項では、一般科目と専門科目のどちらか1科目だけが不合格だった場合、不合格の科目だけを受け直し、合格すれば資格を取得できると書かれています。両方を落とした場合は、以降の認定試験で両方を受け直します。
費用は、2026年10月4日時点の公式サイトの記載で、両科目の受験料が33,000円、1科目のみの受験料が22,000円です。受け直す回としては、2026年12月から2027年2月の第2回・地区別会場と、2027年3月28日(日)の第3回・全国共通会場が案内されています。次の受験までには間があくので、結果が出てすぐ準備に入れるよう、間違えた領域をメモしておくと無駄がありません。