NSCA-CPTの試験日程|固定日はなく随時受験
「NSCA-CPTの試験日はいつか」を調べても日付は出てきません。決まった日時に実施される試験ではないからです。その代わり、出願と受験期間に期限があります。日付が無い試験の、締め切りのほうを整理します。
最終更新 2026-10-16
試験日は無いが、「いつでも」でもない
NSCAジャパンは「試験は決まった日時に試験が実施されるのではなく、受験者が試験会場や日時を選んで受験することができます」と案内しています。試験の実施は米国の試験管理会社ピアソンVUEが代行し、全国のピアソンVUEテストセンターから希望の会場を選びます。
ただし、思い立ったときにいつでも受けられるわけではありません。出願すると「有効な受験期間」として120日間が与えられ、その中で予約して受験することになります。期間内に受験できない場合は、キャンセルか延長の手続きが必要です。
つまりこの試験で管理すべきなのは試験日ではなく、下の期限です。
| 項目 | 期限・条件 |
|---|---|
| 出願手続きの完了 | マイページで開始してから180日以内 |
| 期限を過ぎた場合 | 出願キャンセル。受験料はキャンセルチャージとして100% |
| 有効な受験期間 | 120日間。この期間内に予約して受験する |
| 受験期間の延長 | 1回のみ・13,200円(税込)。受験期間が切れる1週間前までに申請 |
| 予約の変更・一時保留 | 予約した日時の24時間前まで(電話の場合は試験予約日の1営業日前まで) |
| 再受験 | 前回の受験日から30日以上あける。1年間に3回まで |
延長される期間について、NSCAジャパンのウェブページは「定められた受験期間の終了日から120日」、資格認定ハンドブックは「申請手続きが完了した日から120日」と書いていて、起算点の書き方が一致していません。延長を使う場合は、申請前に起算点を事務局に確かめてください。
逆算の起点は「受験希望日の2ヶ月前」
NSCAジャパンは「余裕をもってテストセンターを予約するために、受験希望日の2ヶ月前を目安に出願の手続きを完了するようにしましょう」と書いています。これが、この試験で唯一与えられている日程の目安です。
2ヶ月という間隔には理由があります。出願手続きが完了してから2〜3週間後に、ピアソンVUEから試験予約の案内メールが届く仕組みで、それまでは予約そのものができません。テストセンターの空き状況を見るページにも、出願手続きをすべて完了しないとアクセスできません。
さらに出願には学歴証明書の郵送が含まれ、証明書は発行日から1年以内の原本が必要です。学校に発行を依頼する時間も要ります。NSCAジャパン自身も「事前に学歴証明の書類の発行を行ってから出願を進めるなど、手続きがスムーズに進むようご準備ください」としています。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 受験希望日の2ヶ月以上前 | 学歴証明書の発行を学校へ依頼する |
| 受験希望日の2ヶ月前まで | マイページから出願・受験料の支払い・学歴証明書の郵送をすべて完了する |
| 出願完了から2〜3週間後 | ピアソンVUEから予約案内メールが届く。会場と日時を予約する |
| 予約した日 | 15分前にテストセンターへ到着して受験する |
出願完了から3週間を過ぎてもメールが届かない場合は、NSCAジャパン試験担当に問い合わせるよう案内されています。資格認定ハンドブックは「約2週間後」、ウェブページは「2〜3週間後」としています。
出願に必要なのは3点
出願は「マイページからの出願」「受験料の支払い」「学歴証明書の郵送」の3つが揃って完了です。1つでも欠けていると出願完了にならず、予約案内メールも届きません。
受験料の支払いはクレジットカード決済かPayPay決済のどちらかです。学歴証明書は郵送で、提出先はNSCAジャパン試験担当(〒270-0152 千葉県流山市前平井85)です。郵送の際は余白などに会員番号を記載するか、会員番号を書いたメモを同封するよう案内されています。
NSCA-CPTの学歴証明として認められるのは、次のいずれか1点の原本です。
- 高等学校の卒業証明書の原本
- 学校教育法が定める4年制・6年制大学、短期大学、もしくは専修学校の卒業証明書または在学証明書の原本
- 高等学校卒業程度認定試験または大学入学資格検定の合格証明書の原本
- 学位取得を証する証明書(学位授与証明書、修了証明書、transcriptなど)の原本
卒業証書・学位記は、原本もコピーも学歴証明の書類として認められません。書類のコピーや写真、ファックスも受理されず、発行日が出願手続きから1年以上過ぎているものも不可です。手元にある卒業証書で済ませようとすると、ここで出願が止まります。また、出願するにはNSCAジャパンの会員であることが必要です。
CPR/AEDは「受験」には要らない。「認定」に要る
受験の時期を決めるうえで知っておきたいのが、CPR/AED認定の扱いです。NSCAジャパンは「資格の認定には有効なCPR/AED認定証のコピーの提出が必要ですが、認定を保持していなくても受験することは可能です」と明記しています。試験合格後、合格日から1年以内に有効なCPR/AED認定証のコピーを提出することで資格認定を受けられます。
つまりCPR/AED講習の予約が取れないことは、受験日を遅らせる理由になりません。先に試験を受けて、合格後1年のあいだに講習を受けるという順番も取れます。
ただし認定に使えるCPR/AEDには条件があります。講習会の中に実技評価が含まれていること(オンラインのみのコースは不可)、傷病者の対象が成人であることです。オンラインで完結する講習を受けても、認定の条件を満たしません。
認定証に有効期間が明示されていない場合、認定日から1年間を有効期間として扱うとされています。再講習までの期間が書かれている場合は、その期間を有効期間として扱うという案内です(例:「3年以内に再講習を」なら3年)。
当日、テストセンターで起きること
試験時間は3時間です。試験中はいつでも途中休憩を取れますが、休憩しているあいだも試験時間は進んだままです。休憩中は、あらかじめ承認された特別な場合を除き、個人の持ち物に触れることはできません。
受付では本人確認のためにデジタル写真の撮影が行われ、日本の公的機関が発行した有効な身分証明書の提示が求められます。提示できない場合は受験できず「欠席」になります。日本の公的機関の身分証明書を持たない外国籍の受験者は、自国の政府が発行したパスポートで代用できます。
個人の筆記用具は試験室に持ち込めません。代わりにホワイトボードとマーカーが貸し出されます。計算や図を書きたい場合は、この道具で書く前提で練習しておくほうが戸惑いません。
- 有効な身分証明書は、運転免許証・パスポート・写真付き住民基本台帳カード・マイナンバーカード・在留カード・特別永住者証明書
- 社員証や学生証は本人確認に有効な身分証明書として認められない
- 証明書のコピーや有効期限の切れた証明書は一切認められない
- 予約時の氏名と当日提示する身分証明書の氏名が完全に一致している必要がある
- 予約した試験開始時刻の15分前までにテストセンターへ到着する
氏名が変わった場合は、必ずNSCAジャパン試験担当に連絡が必要です。登録情報の氏名と身分証明書の氏名が一致しないと受験できず「欠席」となります。結婚などで姓が変わったあとに出願する場合は、受験日を決める前に手続きを済ませてください。
「欠席」はその回だけの話で終わらない
予約した日時までに来場せず、遅刻での受験も認められなかった場合は「欠席」になります。予約した試験開始日時から15分以上遅れた受験者は原則として受験できず、受け入れの可否はテストセンターの裁量で決まります。
欠席になると、それ以降は試験の予約や受験ができなくなり、受験料も返金されません。改めて受験するには、再度出願手続きを行って受験料を払い直すことになります。ただしこの場合は、30日の間を空けずに予約・受験ができると案内されています。
都合が悪くなった場合は、欠席にする前に手続きがあります。混同しやすいのが「予約の一時保留」と「受験キャンセル」で、窓口も意味も違います。
| 予約の一時保留 | 受験キャンセル | |
|---|---|---|
| 意味 | 予約を取り消して次の予約を保留にする | 試験を完全にキャンセルする |
| 手続きの窓口 | ピアソンVUEのアカウント | NSCAジャパンのマイページ |
| そのあと | 有効な受験期間中に再度予約できる | 受験しない。条件により受験料が一部戻る |
| 期限 | 予約した日時の24時間前まで | 受験期間が終了する1週間前まで |
天災や緊急事態で予約した日時にテストセンターへ到着できない場合は、すみやかに予約したテストセンターへ連絡します。原則として欠席扱いにはなりませんが、緊急事態が発生したことを証明する書類等の提出が求められます。
キャンセルしたときに戻る金額
受験をキャンセルできるのは、受験していないこと・「欠席」になっていないこと・試験予約をしていないことのすべてを満たす場合です。試験予約が入っているときは、先にピアソンVUE側で予約をキャンセルして、予約がない状態にする必要があります。
返金額は、決済方法とキャンセルの時期で変わります。NSCA-CPTの場合は次のとおりです。
| キャンセルの時期 | クレジットカード決済 | PayPay決済 |
|---|---|---|
| 出願中・受理中 | 46,090円(全額) | 46,090円(全額) |
| 有効な受験期間が切れる1週間前まで | 23,045円 | 20,741円 |
| 有効な受験期間が切れる6日前以降 | 返金なし | 返金なし |
1週間前までの返金額は、受験料から違約金(受験料の50%)を差し引いた金額です。PayPay決済はさらに返金手数料(違約金の10%)が差し引かれます。受験期間の終了日6日前以降はキャンセル申請そのものができません。延長手続き料13,200円は、そのあとキャンセルしても返金されません。
結果はその日に分かる
日程の面でこの試験が楽なのは、結果待ちの期間がないことです。試験終了後にテストセンターでスコアレポートを受け取れます。試験終了から24時間後以降1年間は、受験者のピアソンVUEアカウントからダウンロードすることもできます。
合否は各セクションそれぞれスケールド・スコア70以上で合格です。分野ごとのスケールド・スコア化されていない点数は、受験後に受け取るスコアレポートで確認できます。落ちた場合に、どの分野が足りなかったかが手元に残ります。
合格後は、資格認定の条件を満たしていれば数日〜1週間程度でマイページに認定情報が表示されます。デジタル認定証の案内は、資格認定後1〜2週間以内に登録メールアドレスへ届きます。
再受験の出願では、学歴証明の書類を再提出する必要はありません。ただし提出済みのCPR/AED認定の有効期限が切れる場合は、改めて有効な認定証のコピーを提出することが必要です。
受験の時期は、資格の有効期限にも影響する
NSCAの認定資格には、3年ごとの一律の有効期限があります。取得日から3年ではなく、全員で同じ日が期限になる仕組みです。NSCAジャパンは現在の有効期限を2026年12月31日と示しています。
そのため、いつ受験して認定されるかによって、最初の有効期間の長さが変わります。NSCAジャパンの資格更新のページでは、2026年7月1日〜2026年12月31日の資格認定者は必要CEUの取得も資格更新料の支払いも不要で、資格更新手続きが自動的に完了すると案内されています。ただし、更新手続き期間の最終日である2026年12月31日時点でNSCAジャパン会員でない場合は、資格更新が行われず資格が失効します。期限の直前に認定された人が、すぐ更新手続きに追われないための扱いですが、会員であり続けることは条件です。
受験日を決めるときは、試験の都合だけでなく、認定後に最初の更新がいつ来るかも一度確認しておいてください。更新に必要なCEU(継続教育単位)の条件は、NSCAジャパンの資格更新のページにまとめられています。