CSCSとは|受験に学位が必要・費用50,270円
CSCSは競技者のストレングス&コンディショニングを担う資格です。まず確認すべきは受験資格で、ここだけはあとから埋められません。
最終更新 2026-10-12
最初に確認すること:学位要件
CSCSの受験には、学位取得者または高度専門士の称号を持っていることが必要です。高等学校卒業で受けられるNSCA-CPTとは、ここが決定的に違います。
この条件は勉強量では埋められません。満たしていない場合、いま受けられるのはNSCA-CPTのほうです。まず自分がどちらの条件に当てはまるかを確かめてから、学習計画を立ててください。
- NSCAジャパンの会員であること
- 学位取得者、または高度専門士の称号を持っていること
- 有効なCPR/AED認定を持っていること
- 基礎科学・実践/応用の両セクションに合格すること
「資格認定試験はNSCA会員でなければ受験できません」と明記されています。CPR/AEDの認定も受験時点で有効である必要があります。
何をする資格か
CSCSが想定しているのは、競技者のパフォーマンスを高めるためのトレーニング設計と指導です。個人の健康と体力を対象とするNSCA-CPTに対して、チームや競技の文脈が前提になります。
この違いは出題範囲にそのまま出ています。CSCSには「組織と運営」という分野があり、施設の設計や人員配置、方針と手続きまで問われます。一人のクライアントを見る立場ではなく、組織の単位で設計する立場を想定しているためです。
費用
会員でなければ受験できないため、実際には年会費が同時に必要になります。下の表は税込の金額です。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| CSCS 認定試験 受験料(両セクション) | 50,270円 |
| 1セクションのみの受験料 | 34,100円 |
| 個人会員 年会費 | 13,200円 |
| 学生会員 年会費 | 11,000円 |
1セクションのみの受験料は、前回片方だけ不合格だった場合などに使うものです。初めて受けるときは両セクションが必須です。年会費は資格を維持するあいだ毎年発生します。
試験の形式
CBTで、ピアソンVUEのテストセンターで受けます。決まった試験日は無く、会場と日時を自分で選べます。解答は3つの選択肢から選びます。
2つのセクションはどちらも、採点される問題に加えて採点されない問題が15問ずつ混ざっています。どれが採点対象かは受験者には分からないため、全問を同じように解くことになります。
| 基礎科学 | 実践/応用 | |
|---|---|---|
| 問題数 | 95問(採点80+非採点15) | 125問(採点110+非採点15) |
| 試験時間 | 1時間30分 | 2時間30分 |
| 解答方式 | 三肢択一 | 三肢択一 |
| 映像・画像問題 | なし | 30〜40問 |
合格基準と合格率
合格はセクションごとにスケールド・スコア70以上です。素点をそのまま使うのではなく、試験の難易度の差を調整したうえでの点数になります。
合格率は約55%と公表されています(何年度の数字かは示されていません)。NSCA-CPTの約80%と比べると、2人に1人近くが落ちている計算になります。準備期間は長めに見ておくほうが安全です。
不合格だった場合、前回の受験日から30日以上あけて再受験できます。再受験は1年間に3回までです。