CSCSの試験日程|決まった試験日はなく随時受験
「CSCSの試験日はいつか」を調べても日付は出てきません。NSCAジャパンが決まった日時に試験を実施していないからです。日付の代わりに守るべき日数と、学位要件を証明する書類を整理します。
最終更新 2026-10-12
決まった試験日は存在しない
NSCAジャパンは「試験は決まった日時に試験が実施されるのではなく、受験者が試験会場や日時を選んで受験することができます」と案内しています。会場は全国のピアソンVUEテストセンターから希望の場所を選べます。年に数回の試験日を待つ必要はありません。
裏を返せば、締め切りが外から与えられないということです。年1回の試験なら「次は何月」と決まりますが、CSCSでは自分で出願した日が起点になります。日程を調べるときに見るべきなのは、試験日ではなく手続きの期限です。
CSCS認定試験の両セクションは、試験時間の関係上、受験できない会場があるとハンドブックに注記されています。受験可能な会場はピアソンVUEカスタマーサービスに問い合わせることになります。近くのテストセンターがあっても、4時間の枠が取れる会場かどうかは別の話です。
日付の代わりに効いてくる4つの日数
試験日がない代わりに、次の4つの日数が実質の日程を決めます。いずれも起点が違うので、どの日から数えるのかをあわせて押さえてください。
| 期限・目安 | 日数 | 起点 |
|---|---|---|
| 出願手続きの完了期限 | 180日 | マイページで出願手続きを開始した日 |
| ピアソンVUEからの試験予約の案内メール | 約2週間 | 出願手続きが完了した日 |
| 有効な受験期間 | 120日 | 米国NSCA本部とピアソンVUEへの試験登録が完了した時点 |
| 出願を完了しておく目安 | 受験希望日の2か月前 | NSCAジャパンの推奨 |
出願開始から180日以内にすべての手続きを完了しないと出願キャンセル扱いになり、受験料はキャンセルチャージとして100%、返金されません。案内メールの到着について、ハンドブックは約2週間、公式サイトは2〜3週間と案内しています。120日の受験期間内に受験できない場合は、1回だけ延長できます(延長手続き料13,200円・税込、受験期間が終了する1週間前までに手続き)。
出願は3点がそろって完了する
NSCAジャパンは「マイページからの出願」「受験料の支払い」「学歴証明書の郵送」の3点がそろって出願手続き完了になると案内しています。3点目に郵送が入るため、書類を発行してもらう時間が日程に効いてきます。
ハンドブックも、出願手続きを始める前に学歴証明の書類を発行しておくよう勧めています。先に出願ボタンを押してから書類を取りに行くと、180日の持ち時間を書類の待ち時間で使うことになります。
- NSCAジャパンに入会する(出願時・受験時に会員であることが受験資格)
- マイページから出願し、試験ポリシー・キャンセルポリシー・倫理規程に同意する
- 受験料を支払う(両セクション50,270円・税込)
- 学歴証明の書類の原本を、NSCAジャパン事務局へ郵送する
- 約2週間後に届くピアソンVUEの案内メールから、会場と日時を予約する
学位要件は書類で証明する
CSCSの受験資格は、学位(学士・修士・博士)取得者、大学4年生の卒業見込み者、または高度専門士の称号を保持する人です。これを自己申告ではなく、書類の原本を郵送して証明します。コンピュータベース試験へ移行してから初めて受験する人は、この提出が必要です。
学部は問われません。NSCAジャパンは、体育・スポーツ系の学位でなくても受験できると明記しています。一方で「学歴に関する例外は一切認めません」とも書いています。競技経験や他の認定資格では代えられないという意味です。
- 学校教育法が定める4年制もしくは6年制大学の卒業証明書、または卒業見込み証明書の原本
- 学位取得を証する証明書(学位授与証明書、修了証明書、transcriptなど)の原本
- 高度専門士の称号を証する証明書、または取得見込みを証する証明書の原本
卒業証書・学位記は、原本もコピーも書類として認められません。コピーや写真、ファックスも不可で、発行日から1年以上過ぎたものも受理されません。卒業見込み証明書で受験した人は、受験日から1年以内に卒業証明書を提出しないと試験結果が無効になります。なお、1セクションのみ受験する場合は学歴証明の書類の提出は不要です。
CPR/AEDは出願時が原則だが、間に合わないときの扱いがある
受験資格には「出願時に、有効なCPR/AEDの認定を保持していること」が含まれます。ただしハンドブックには、保持せずに受験した場合は受験日から1年以内に認定証のコピーを提出するようにと書かれています。合格点に達していても、提出するまでは資格認定されません。
講習会の日程が合わないときに受験だけ先に進める余地はありますが、団体によっては受講から認定証の発行まで1か月程度かかると注意書きがあります。受験日の直前に駆け込むと、1年の猶予があっても慌てることになります。
有効なCPR/AEDの認定は、講習会の中に実技評価が含まれることが条件で、成人を対象とする講習会に限られます。オンラインだけで完結する講習では条件を満たしません。
予約したあとに動かせる範囲
案内メールに定められた受験期間内であれば、予約の変更は何回でもできます。ただし予約した日時の24時間前を過ぎると、変更もキャンセルもできません。電話での手続きはさらに早く、試験予約日の1営業日前までです。土日祝はカスタマーサービスがつながらないため、月曜の試験を電話で動かすなら金曜のうちに手続きする必要があります。
当日は予約した試験開始時刻の15分前にテストセンターへ到着します。15分以上遅れると原則として受験は認められません。欠席になると受験料は返金されず、それ以降の予約もできなくなるため、改めて出願して受験料を払い直すことになります。
本人確認には、運転免許証・パスポート・写真付き住民基本台帳カード・マイナンバーカード・在留カード・特別永住者証明書のいずれかが必要です。社員証や学生証は認められません。予約時の氏名と身分証明書の氏名が完全に一致していなければ受験できないため、改姓・改名があった人は事前の手続きが必要です。
受験条件の変更は、日本の大学で学位を取った人には2036年1月から
CSCSの受験条件は変更が予定されています。NSCAジャパンの2026年4月9日の告知によると、当初は2030年から適用される予定でしたが、米国外で学位を取得した受験者については適用開始が2036年1月まで延長されました。適用の時期は、学位を取得した国・地域によって違います。
日本国内の大学で学士号を取得した人は、2035年12月31日まで現行の受験条件で受験できます。2030年という数字だけを見て急ぐ必要はありませんが、学位要件を満たしてから受けようと考えている人は、告知の全文を読んでおいてください。
| 時期 | 適用される受験条件 |
|---|---|
| 2029年12月31日まで | すべての受験者に現行の条件 |
| 2030年1月以降・米国内の大学で学位 | NSCA認定の教育プログラムの卒業(または在学中で卒業見込み)が必要 |
| 2036年1月以降・米国外の大学で学位(日本を含む) | 上記の新しい条件が適用される予定 |
すでにCSCS資格を保有している人には影響しません。日本国内の大学で学士号を取得した人は2035年12月31日まで現行条件で受験でき、取得後の保持・更新も通常どおりです(2026年4月9日の告知、2026年10月4日時点で確認)。
受験日は自分で決めることになる
NSCAジャパンは、多くの受験者が3〜9か月ほど準備していると案内しています。受験希望日の2か月前を目安に出願を完了させることを勧めているので、学習を始める時点で受験希望日を決め、そこから2か月前の出願日と、さらにその前の書類発行日を置いていくのが現実的な組み方です。
試験日が決まっていないことは、いつでも受けられるという利点でもあり、いつまでも受けないままになる危険でもあります。日程の記事を探してここに来た人は、カレンダーを探すのではなく、自分の出願日を1つ決めてください。