JATI-ATI専門科目とは|一般科目との違いと試験の中身
専門科目は、トレーニング指導の実務に近い4領域を扱います。一般科目とあわせて2科目に合格して初めてJATI-ATIとして認定されるので、位置づけの違いを押さえておくと学習計画が立てやすくなります。
最終更新 2026-10-25
専門科目は「指導の実務」を扱う科目
JATI-ATI(JATI認定トレーニング指導者)は一般科目と専門科目の2科目に合格して認定される資格です。一般科目が人体の仕組みと運動理論という基礎科学を扱うのに対し、専門科目はトレーニング指導者論・測定と評価・トレーニング理論とプログラム・トレーニングの実技と指導法という、指導の現場に近い4領域を扱います。
試験形式は一般科目と同じで、マークシート方式で90問・90分です。一般科目と同日に続けて実施されます。1問あたりの選択肢の数は認定試験実施要項に明記がありません(本サイトの問題は4択で作成しています)。
受験資格は一般科目と共通
受験資格は一般科目・専門科目で分かれていません。JATIの個人正会員であることを前提に、次のいずれかに該当する必要があります。
- 養成講習会(一般科目・専門科目)を受講し、ワークノートを提出済みであること
- 過去にJATI-ATI認定試験を受験したことがあること
- JATIが定める認定資格(准トレーニング指導者など)をすでに保有していること
- 健康運動指導士、NSCA認定トレーニング指導者(CSCS)、NSCA認定パーソナルトレーナー(CPT)、日本スポーツ協会公認スポーツプログラマーのいずれかの資格を保有していること
保有資格や受講歴によって、養成講習会の一部だけが免除されるケースもあります。自分がどのパターンに当てはまるかは、必ずJATI公式サイトの「認定資格の取得方法」ページで確認してください。
初回は一般科目とセットで申し込む
認定試験は、一般科目・専門科目の両方をまとめて申し込むのが原則です。専門科目だけを単独で受けられるのは、前回すでに一般科目に合格していて専門科目だけが不合格だった場合など、再受験のときに限られます。
費用は年会費・受講料・受験料の3つ
資格取得までにかかる費用は、大きく分けて3種類です。これに教材費や会場までの交通費が加わります。
| 項目 | 金額(税込) |
|---|---|
| JATI個人正会員 年会費 | 11,000円 |
| 養成講習会 受講料(専門科目) | 66,000円 |
| 養成講習会 受講料(一般科目) | 60,500円 |
| 認定試験 受験料(一般科目・専門科目 両方) | 33,000円 |
| 認定試験 受験料(1科目のみ) | 22,000円 |
1科目だけの受験料(22,000円)は、前回不合格だった科目を再受験する場合などに限られます。年会費は資格取得後も毎年発生します。
試験形式:4領域・計16時間
専門科目は次の4領域で構成され、養成講習会では計約16時間が割り当てられます。
| 領域 | 扱う内容 |
|---|---|
| トレーニング指導者論 | 指導者の役割と職業倫理、対象者との関わり方、安全管理と法的な責任 |
| 測定と評価 | トレーニング効果の測定と評価、測定データの活用とフィードバック、妥当性と信頼性 |
| トレーニング理論とプログラム | トレーニング計画の立案、筋力・パワー・持久力・スピードのプログラム作成、傷害からの復帰 |
| トレーニングの実技と指導法 | 各トレーニングの実際、種目のフォームと安全な指導法、運営と情報活用 |
養成講習会の要項は「4領域で計16時間程度」とだけ示しており、領域ごとの時間配分は公表されていません。当サイトでは領域の重みを均等とみなして問題を配分しています。
日程:いま申し込めるのは第2回・地区別会場
2026年度 第1回・全国共通会場の試験は2026年10月18日(日)に実施済みです。申込は2026年8月17日〜9月18日(必着)で、すでに締め切られていました。
いま申し込めるのは、2026年12月から2027年2月にかけて全国9会場で実施される第2回・地区別会場です。会場ごとに申込締切が違い、2026年10月25日時点で最も早いのは宮城会場の11月13日(必着)です。なお地区別試験は、同一年度内に1会場でのみ受験できます。
そのあとが2027年3月28日(日)実施の第3回・全国共通会場で、申込期間は2027年1月25日〜3月5日(必着)、受験料の支払期限は3月18日です。会場ごとの締切と試験日の一覧は、試験日程の記事にまとめています。
合格率:科目別ではなく受験ルート別に公表
JATIは、一般科目・専門科目という科目単位の合格率は公表していません。公表しているのは、養成講習会経由で受験する「一般対象」と、養成校・養成機関経由で受験する「養成校・養成機関対象」という、受験ルート単位の合格率です。直近の「一般対象」の合格率は次のとおりです。
| 回次 | 実施日 | 合格率(一般対象) |
|---|---|---|
| 2024年度 第1回 | 2024年10月20日 | 84% |
| 2024年度 第2回(地区別) | 2024年12月〜2025年2月 | 76% |
| 2024年度 第3回 | 2025年3月23日 | 56% |
受験者数・合格者数そのものは公表されていません。またこの合格率は、一般科目・専門科目をまとめた「一般対象」というルート全体の数字であり、科目ごとの内訳ではありません。専門科目だけの合格率は公表されていないため、当サイトでも載せていません。