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資格のニガテ一問一答
JATI-ATI 一般科目科目模擬試験復習

運動と栄養の板書

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第9回「競技者の栄養—試合に向けた食事と水分」

この回は、期日のある栄養を扱います。筋グリコーゲンとローディング、試合前の食事、運動中の飲料、終わったあとの補給、たんぱく質の分け方、水分の見方、そしてサプリメントとドーピング規則までを並べます。健康づくりの食事の推奨量は扱いません。

00:22この回の立ち位置

逆算で決めるのか、積み上げで決めるのか

  • 期日がある→逆算で決める。残り時間で中身が変わる
  • 期日がない→積み上げで決める。毎日の合計が効く
00:42この回で数えるもの

数えるのは、この3つ

  • 逆算して決める段

    3段(前日まで・数時間前・運動中)

  • 長時間の飲料に入れる

    3つ(水・塩分・糖質)

  • サプリより先に見る

    1つ(普段の食事)

  • 逆算して決める3段:前日までの過ごし方(グリコーゲンローディング)/試合の数時間前の食事/運動中の補給
  • 長時間の飲料に入れる3つ:水・塩分・糖質
  • サプリメントより先に見る1つ:普段の食事の中身

①蓄えの話4節

00:53蓄えの話

筋に溜めた分は、その筋が使う

  • 筋グリコーゲン=その筋が自分で使う蓄え
  • 貯められる量に限りがある。尽きると持久的な成績が落ちる
  • 筋グリコーゲンはその筋の収縮に使われ、肝グリコーゲンは分解されて血糖として全身に供給される。筋の蓄えが全身の血糖を支えるわけではない
  • 貯蔵量には上限があり、持久的な運動では枯渇がパフォーマンスの低下と結びつく
01:18前日まで

グリコーゲンローディングは、2つで1つ

  • 運動量を落とすと糖質の比率を高めるの両方で貯まる
  • 片方だけでは狙った貯まり方にならない。期日があるから組める手
01:43数時間前

試合前の食事は、残り時間で中身が変わる

  • 時間がとれるとき=食べ慣れた糖質中心
  • 控えるのは脂質と食物繊維。消化に時間がかかる
  • 直前になるほど軽く。当日に新しいものを試さない
02:08上がり方の速さ

前と後で、ねらう上がり方が逆になる

  • 前はゆるやかに上がる側/後は速く上がる側、という使い分け
  • 前後でそろえる必要はない。場面で選ぶ

②運動中3節

02:30運動中

長くなるほど、水だけでは足りなくなる

  • 長時間なら水・塩分・糖質の3つを入れる
  • 水だけを大量には、時間が長くなるほど危なくなる
02:52糖の組み合わせ

入口を分けると、合計で多く取り込める

  • ブドウ糖と果糖は、小腸で通る経路が違う
  • 一方を増やすより、合計として多く取り込める
03:13終わったあと

早めに、糖質とたんぱく質を一緒に

  • 糖質とたんぱく質を組み合わせて、早めに
  • 連日練習がある人ほど、次までの間隔が効く

③分け方2節

03:37分け方

合計だけでなく、何回に分けたか

  • 1日の必要量を数回の食事に分けて摂る
  • そのうえでトレーニング後にも入れる
03:58就寝前

眠っているあいだも、材料は要る

  • 就寝前のたんぱく質は無意味ではない
  • ねらいは材料を切らさないこと

④測り方1節

04:16測り方

運動の前と後で、体重を量る

  • 運動の前後の体重差が、失った水分の量
  • 減っていたら次までに戻す
  • 摂り方は前・中・後に分けて。まとめ飲みにしない
  • 目安は運動後の体重減少を2%未満に
  • 目安:運動が終わった時点で、体重の減少を2%未満に抑える。多量の発汗によって脱水が体重の2%以上になると、運動能力や競技成績への影響が大きくなるとされる
  • この目安が効くのは、暑熱・温暖な環境での持久的な運動。涼しい環境では影響が出にくいという報告もある
  • 現場の運び方は、運動の前後の体重差を見て「減らさない」「減ったら次までに戻す」の2つ
  • 渇きに任せて自由に飲ませるだけでは、発汗で失った量の3分の2ほどしか戻らないと報告されている。渇く前から、前・中・後に分けて摂る
  • 体重だけで決めず、尿の色や渇きの訴えと合わせて見ることが勧められている
出典(2件)

⑤サプリメント5節

05:02サプリメント

食事を確かめるのが先

  • 位置づけは食事で足りない分を補うこと
  • 効果は断定しない。製品ごとに根拠の強さが違う
  • 競技者には表示に無い物質が混ざりうることを伝える
05:36カフェイン

禁止物質ではなく、監視プログラム

  • カフェインは禁止物質ではない
  • 2026年監視プログラムに含まれ、禁止物質とみなされない
  • 禁止表国際基準の2026年版は、S6興奮薬の脚注で「ブプロピオン、カフェイン、ニコチン、フェニレフリン、フェニルプロパノールアミン、ピプラドロール、シネフリン:これらの物質は2026年監視プログラムに含まれ、禁止物質とみなさない」としている
  • 監視プログラムに掲載される物質は、世界アンチ・ドーピング規程にもとづき、その年の禁止物質ではなく、濫用の傾向を把握するために監視される位置づけとされている
  • 禁止表は毎年改訂される。確かめるのは、その年の版であること
  • 2027年禁止表国際基準と2027年監視プログラムは2026年9月28日に公表済みで、2027年監視プログラムにもカフェインは含まれている(監視は競技会時のみ)。日本語版は日本アンチ・ドーピング機構が翻訳後に公開予定
出典(2件)
06:03重炭酸ナトリウム

ねらいは中和。ぶっつけ本番にしない

  • ねらいは血液の緩衝能を高めること
  • 安全ではない。お腹の不調が出ることがある
06:28抗酸化サプリ

酸化ストレスは、適応の合図でもある

  • 大量摂取は適応をかえって妨げる場合があるとされる
  • 酸化ストレス=悪、と決めつけない
06:50リフィード

減量を続けるための、途中の一手

  • 糖質を一時的に高める日を、長い減量の途中にはさむ
  • ねらいは続けられること。減量を速める手ではない
07:13覚えて帰る4つ

この回の要点

  • 期日があるかで、同じ糖質の話が入れ替わる
  • 長くなるほど中身が増える。水→水・塩分・糖質
  • たんぱく質は合計・回数・位置。水分は体重差
  • 食べるものを、試合から逆算して置き直す

第10回「体重を動かす—減量・増量と、不足のサイン」

この回は、体重を動かすときの考え方を扱います。どこから手をつけるか、減らすときに何を削るか、階級制の減量と水抜き、増やすときの条件、エネルギー不足と鉄・カルシウム・ビタミンB群・亜鉛の見方、そして一般の対象者への伝え方までを並べます。

00:21何を見るか

同じ3キロでも、中身が違う

  • 体重の増減は体脂肪・除脂肪・水分のどれでも起きる
  • 見るのは何が、どれくらいの速さで動いたか
00:42この回で数えるもの

数えるのは、この3つ

  • 手をつける順

    4段(量→配分→時機→補助食品)

  • 削るならどれから

    1つ(脂質)

  • 不足を疑ったら確かめる

    3つ(摂取・月経・既往)

  • 手をつける4段:一日に摂るエネルギーの量→栄養素の配分→摂る時機→補助食品
  • 短期間でエネルギーを大きく削るなら、まず脂質。同じ重さあたりのエネルギーが際立って高いため
  • エネルギー不足を疑ったときに確かめる3つ:摂っている量・月経の状況・これまでのけがや病気

①どこから手をつけるか3節

00:53どこから手をつけるか

量→配分→時機→補助食品

  • 量→配分→時機→補助食品の順に手をつける
  • 効き方の大きいところから。土台は一日に摂る量
01:17役割を押さえる

材料になるもの、運ぶもの、働かせるもの

  • たんぱく質=組織の材料。酵素・ホルモン・抗体の材料にもなる
  • 水=栄養素と酸素を運び、汗として体温の調節にも関わる
  • カルシウム=骨の材料。筋の収縮と神経の情報伝達にも関わる
01:53糖質の役まわり

糖質が足りていると、体を崩さずに済む

  • 糖質が足りていれば、体のたんぱく質を崩す働きが小さくなる
  • 減量中こそ効く。削る順番を間違えない

②何から削るか3節

02:15何から削るか

短い期間で大きく削るなら、脂質から

  • 同じ重さあたりのエネルギーは脂質だけが際立って高い
  • 少ない量の変更で、大きくエネルギーを削れる
02:38減量中のたんぱく質

足りないときほど、必要量は増える方向

  • エネルギー制限下では通常より多いたんぱく質が有効とされる
  • 食事を減らしても、たんぱく質は一緒に減らさない
03:00速さ

急ぐほど、落ちるものが変わる

  • 減量のペースは急がない。速いほど除脂肪も一緒に落ちる
  • 確かめ方は体重だけで見ない。中身と成績を並べて見る
  • 週あたりのペースの目安は、示し方が資料によって違う。ここでは値ではなく、急ぐほど除脂肪が巻き添えになるという向きと、体重以外の確かめ方で扱う

③階級と水抜き1節

03:20階級と水抜き

計量で落ちた体重は、水

  • 急な脱水で落ちるのは一時的な体重。体脂肪ではない
  • 計量のあと、速やかな再水分補給と回復が要る
  • 水抜きで体脂肪が減るではない。安全な手でもない

④増やす1節

03:51増やす

刺激と余剰の、両方がいる

  • トレーニング+消費をやや上回るエネルギーの両方
  • たんぱく質を足すだけでは増えない。刺激が要る

⑤エネルギー不足5節

04:14エネルギー不足

見た目が普通でも、足りていないことがある

  • 確かめるのは摂っている量・月経の状況・これまでのけがや病気
  • 体重や成績が正常に見えても、足りている証明にはならない
  • 指導者は判断しない。医師・管理栄養士につなぐ

運動する人は、失う側も増える

  • 鉄は失う側が増え、吸収できる側も下がる
  • 疲れやすさの訴えは受診につなぐ材料。診断はしない
05:21疲労骨折

いちばんの予防は、増やし方のほう

  • 急に走行距離を増やさない。増やし方そのものが予防
  • カルシウムとビタミンDの確保も、合わせて管理する
05:41ビタミンB群と亜鉛

食事を減らしても、要る量は減らない

  • ビタミンB群の必要量はエネルギー産生量に応じて変わる
  • 亜鉛は体内で作れない。不足しやすいミネラル
06:07植物性中心の食事

心配がない、とは言えない

  • 注意するのは鉄・亜鉛・ビタミンB12
  • やめさせるのではなく、足りない側を一緒に設計する

⑥失われ方で変える2節

06:30失われ方で変える

体調不良の脱水と、汗の脱水は違う

  • 下痢・嘔吐を伴う脱水→濃い経口補水液
  • 通常の発汗→スポーツドリンクで足りるとされる
  • 失われ方が違えば補うものも変わる。下痢や嘔吐を伴う脱水では、塩分濃度の高い経口補水液が用いられる
  • 下痢や嘔吐が続くときは、水分の補い方だけで対応せず、医療機関の受診につなぐ
06:49一般の対象者へ

順番と、液体のエネルギー

  • 食後の上がり方を穏やかに→野菜とおかずを先に、主食を後に
  • 砂糖入りの飲料は満腹感が伴わないまま積み上がる
07:16覚えて帰る4つ

この回の要点

  • 体重ではなく何が落ちたか。速いほど中身が混ざる
  • 手をつける順は量→配分→時機→補助食品
  • 増やすのは刺激と余剰の両方。片方では増えない
  • 不足のサインは確かめて、つなぐ。判定はしない

読んだら、解いて確かめる

聞いて分かったつもりのところは、解くとはっきりします。間違えた問題だけが自動で復習に戻り、2回連続で正解すると外れます。

運動と栄養を34問で解く

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