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資格のニガテ一問一答
JATI-ATI 一般科目科目模擬試験復習

運動と心理の板書

講義動画で板書した内容を、全文そのまま置いています。動画を見ながら書き写す必要はありません。必要なところだけ読んでください。

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各節の時刻(00:00)を押すと、動画のその場面から再生されます。

第13回「動機づけと、本番で出す技術」

この回は、動機づけと、本番で力を出させる技術を扱います。内発的動機づけとごほうびの効き方、結果・パフォーマンス・プロセスの3種類の目標と目標設定理論、覚醒水準と遂行の関係、特性不安と状態不安・身体的不安と認知的不安、対処法の選び方、ルーティンとセルフトークとイメージ、そして続けすぎのサインまでを見ます。

00:17この回で数えるもの

数えるのは、この3つ

  • 目標は

    3種類

  • 不安の見方は

    2組

  • 対処の手は

    3語

  • 目標の3種類:結果目標(勝敗や順位)/パフォーマンス目標(自分の記録や達成度)/プロセス目標(毎回なにをするか)
  • 不安の2組:特性不安と状態不安/身体的不安と認知的不安
  • 対処の3語:緩める(体の緊張)・向け先(考えの空回り)・上げる(気持ちが乗らない日)
00:282つの技術

続けさせる技術と、出させる技術

  • やる気がある人でも、本番で出ないことがある
  • やる気を上げる

    記録・環境・ごほうびを使って、続けてもらう

    • 動機づけの話
    • 始めない人・続かない人
  • 本番で出す

    練習でできることを、その場で出させる

    • 覚醒と注意の話
    • 練習ではできるのに本番で出ない人

①動機づけ3節

00:57内と外

やめても損しないのに、続けるか

  • 内発的動機づけ=活動そのものが面白い・上達の実感
  • 外側の理由=賞金・評価・叱られないため
  • 外側が悪いのではない。いまどちらに寄っているかを見る
01:29ごほうびの落とし穴

渡し続けると、何のためかが入れ替わる

  • 楽しんでいた人に渡し続けると構えが入れ替わる
  • 途切れた場面で意欲が下がる。大きくしても戻らない
  • 言葉によるほめ方へ替えても、いっそう下がるわけではない
01:59続ける工夫

意志ではなく、記録と環境を動かす

  • 記録は本人が付ける。できなかった日を責める道具にしない
  • 環境のきっかけを整える。毎回大きく変えるのは逆
  • いまいる段階(前熟考・熟考・準備・実行・維持)で渡すものを変える
  • 行動変容ステージの段階は、前熟考期・熟考期・準備期・実行期・維持期
  • 実施の記録は本人が付け、環境の側にきっかけを置く。指導者が記録を管理して未達成を指摘する形、毎回の内容を大きく変える形、必ず一人で行わせる形は、いずれも継続を支える工夫にあたらない
出典

②目標は3種類2節

02:31目標は3種類

自分の努力で動かせるかで、仕分ける

  • 結果・パフォーマンス・プロセスの3種類
  • 仕分けの軸は自分の努力で動かせるか
  • 結果目標は捨てない。動かせる2つと併せて置く
03:02効く高さ

具体的で、努力すれば届く

  • 効くのは具体的で、努力すれば届く挑戦的な水準
  • 曖昧だと、今日なにをすればよいかが決まらない
  • とても届かない高さも、容易すぎる低さも効かない

③覚醒水準3節

03:32覚醒水準

中程度で高くなりやすい

  • 覚醒水準は中程度のときに遂行が高まりやすい
  • 高いほどよい・低いほどよい、はどちらも違う
  • 細かな技術の課題ほど、最適な覚醒は低いほうへ寄る
04:05不安は2つの組で見る

性質か、その場か。体か、頭か

  • 特性不安=不安を感じやすいという、安定した性質
  • 状態不安=ある場面で一時的に生じる不安の程度
  • 2組目は身体的不安と認知的不安
04:41対処の選び方

どこに出ているかで、手を選ぶ

  • 3語で引く=緩める・向け先・上げる
  • 体に出ている→呼吸を深くする手順、筋を緩める手順
  • 頭で空回り→注意の向け先を整える
  • 乗らない日は上げる。上げ幅は動作の細かさで決める

④ルーティンと、自分への言葉3節

05:23ルーティンと、自分への言葉

同じであること自体が、仕掛けになる

  • ルーティンは毎回同じ手順。注意と覚醒が安定する
  • 手順を毎回変える・延ばしていくのは逆向き
  • セルフトークは2種=教示的と動機づけ的
  • 場面で使い分ける。どちらかに統一しない
06:01イメージ

成功する動作を、どちらの視点から描くか

  • イメージは成功する動作をはっきりと。練習の代わりではない
  • 内的イメージ=自分の目線から、動作の感覚を描く
  • 外的イメージ=第三者の視点から、自分の動作を眺める
06:33重圧を練習へ

静かな場所で完成させた動作は、そこでしか出ない

  • 重圧を本番だけで経験させると、本番で崩れる
  • 人に見られる・一回で決める条件を練習に混ぜる
  • 初めから最大限かける・回数を増やすだけ、は別の話

⑤続けすぎのサイン2節

07:06続けすぎのサイン

気分の落ち込みは、体からの信号かもしれない

  • 計画を超えて負荷が溜まると気分の状態が悪化しやすい
  • 落ち込みはサボりの合図ではない。数か月待って出るのでもない
  • バーンアウト=意欲の低下や情緒的な消耗が続く状態
07:39休養日

体を休めることと、気持ちが戻ることは別

  • 休養日は競技から意識が離れる時間を意図してつくる
  • 日数を増やす・本人任せにする、では戻らない
  • 体の回復と心理面の回復は別に考える。休養日は日数を増やすことより、競技から意識が離れる時間を意図してつくることが心理面の回復につながる
  • 意欲の低下や情緒的な消耗が長く続く場合は、医療につなぐ。状態に名前をつけるのはトレーニング指導者の役割ではない
08:04覚えて帰る4つ

この回の要点

  • ごほうびを渡し続けると、何のためにやっているかが入れ替わる
  • 目標は動かせるものを併せて置く。曖昧も、高すぎも効かない
  • 手当ては出ている場所で選ぶ。体は緩める、頭は向け先
  • 同じ手順・同じ言葉・同じイメージを、練習のうちに作る

第14回「動作を覚えさせる—運動学習とフィードバック」

この回は、動作をどう覚えさせるかを扱います。認知・連合・自動化の3段階と段階に応じた指導、注意を体の内へ向けるか外へ向けるか、球技と長距離での切り替え、フィードバックの中身と時機、分散練習と集中練習、ブロック練習とランダム練習、全習法と分習法、転移、そして自主トレーニングと復帰の心理、集団のまとめ方までを見ます。

00:16この回で数えるもの

数えるのは、この3つ

  • 学習の段階は

    3つ

  • 練習の組み方は

    3語

  • 転移は

    2向き

  • 学習の3段階:認知段階(動作の全体像を頭で理解する)→連合段階(動きを調整し洗練させる)→自動化段階(意識せずに遂行できる)
  • 組み方の3語:混ぜる(ランダム練習)・空ける(分散練習)・分ける(分習法)
  • 転移の2つの向き:習得を助ける正の転移と、妨げる負の転移
00:272つのものさし

練習中の出来と、あとに残る量

  • 2本は一致しない。どちらで測っているかを意識する
  • 練習中の出来

    同じ技術を続け、休みを詰める。その場では安定して見える

    • すぐ上がる
    • ブロック練習・集中練習
  • あとに残る量

    混ぜる、間を空ける。練習中はうまくいかないように見える

    • あとで効く
    • ランダム練習・分散練習

①学習の段階は3つ2節

00:53学習の段階は3つ

認知→連合→自動化

  • 認知→連合→自動化の順に進む
  • 順番は固定。自動化から始まることはない
  • 自動化しても修正はできる
01:29段階に応じた指導

初期ほど、言う数を減らす

  • 初期は要点を絞って伝える。1つ直ったら次へ
  • 進んだら自ら修正できるよう促す
  • 段階にかかわらず同じ量・同じ内容、は相手を見ていない

②注意を内へか、外へか2節

01:59注意を内へか、外へか

注意を外へ向けるか、体の内へ向けるか

  • 外的フォーカス=動作の結果や外部の目標へ注意を向ける
  • 内的フォーカス=肩を下げて、ひじを引いて。自分の部位へ
  • 初心者は外・熟練者は内、という割り当てではない
  • 内的フォーカス=自分の体の部位へ注意を向ける(肩を下げて、ひじを引いて)。外的フォーカス=動作の結果や外部の目標へ注意を向ける
  • 初心者には外的、熟練者には内的、と習熟で割り当てる対応にはならない。多数の研究をまとめた解析でも、年齢・健康状態・習熟度はいずれも結果を分ける要因にならなかった
  • 外的フォーカスが優れるという解析が多数ある一方、2024年に出版バイアスを補正して同じ文献群を再解析した報告では、差がほぼ無いという結果になった。条件によって効き方が変わる段階にある論点として押さえる
  • この回の急所(測り方で結論が変わる)が、そのまま当てはまる例でもある
出典(2件)
  • 出典:Chua et al.,Psychological Bulletin 2021;147(6):618-645
  • 出典:McKay et al.,Psychological Bulletin 2024;150(11):1347-1362(Reporting bias,not external focus)
02:35広さと方向の切り替え

広く見る目と、一点に絞る目

  • 球技は広くとらえる場面と一点に絞る場面を切り替える
  • 広く見続ける・ボールを持つかで決まる、は違う
  • 長距離は呼吸や脚と景色や音を使い分ける

③何を返すか2節

03:11何を返すか

できている点を具体的に、直す点は絞って

  • できている点を具体的に伝えたうえで、直す点を絞る
  • 良かった点が分かると、本人がその感覚を再現できる
  • 良い・悪いだけ、数を釣り合わせるだけでは手がかりにならない
03:39いつ返すか

動いている最中の耳は、ふさがっている

  • 一区切りついた場面をとらえて、要点を伝える
  • 動作の最中に次々と声に出すのは届かない
  • 全部終わってからまとめて・質問が出たときだけ、は遅い

④空ける4節

04:07分散と集中

休息を挟むかどうかの違い

  • 分散練習=合間に十分な休息を挟む。集中練習はほとんど取らない
  • 疲労を抑えつつ習得を進めやすいのは分散のほう
  • 間隔は長いほどよい、ではない
04:40ブロックとランダム

練習中の出来と、あとに残る量が入れ替わる

  • ブロック練習=同じ技術を続ける。練習中の出来が安定
  • ランダム練習=混ぜて行う。長期的な定着に優れる
  • 練習中の出来と、あとに残る量は一致しない
  • ブロック練習=同じ技術を続ける。練習している最中の出来が安定しやすい
  • ランダム練習=種目を混ぜて行う。練習中はうまくいかないように見えるが、長期的な定着に優れる傾向がある
  • ただし差の大きさは条件で変わる。実験室の課題では差が大きく出る一方、現場に近い課題や若い対象では差が小さく、はっきりしないという報告がある
  • 練習中の出来と、あとに残る量は一致しない。どちらのものさしで語っているかを見る
05:08全習と分習

切ってよい動作と、切ると別物になる動作

  • 全習法=ひとまとまりで。分習法=部分に分けて
  • 選ぶ基準は動作の複雑さと、構成要素のつながり
  • 常に全習・常に分習、は基準を持っていない
05:34転移

前にやったことが、効くか、邪魔するか

  • 転移=ある運動の経験が、別の運動の習得に影響する
  • 助けるのが正の転移、妨げるのが負の転移
  • 休んで失われる・疲労が溜まる、は転移ではない

⑤やってこない人3節

06:05やってこない人

変えるのは意志ではなく、メニューの側

  • 自主トレをやらない→理由と障壁を一緒に洗い出す
  • 障壁が分かれば、実行しやすい形に調整できる
  • 意志の弱さと伝える・同じ内容を繰り返す、では動かない
06:35復帰の心理

体が治ったことと、思い切って動けることは別

  • 身体機能が戻っても、再受傷の不安で動けないことがある
  • 不安が強いほど成績が上がる、負荷を上げれば消えるはない
06:56まとまりと、決め方

仲の良さと、目標に向かうまとまりは別

  • 凝集性は2面=課題のまとまりと社会的な親密さ
  • 片方が高ければもう片方も高い、ではない
  • リーダーシップは専制型と民主型を場面で使い分ける
07:34覚えて帰る4つ

この回の要点

  • 段階は認知→連合→自動化。初期ほど言う数を減らす
  • 注意は外か内かを分けて押さえる。広狭は局面で
  • 返すのは区切りで。できている点を具体的に言ってから絞る
  • 組み方は混ぜる・空ける・分ける。練習中の出来では測らない

読んだら、解いて確かめる

聞いて分かったつもりのところは、解くとはっきりします。間違えた問題だけが自動で復習に戻り、2回連続で正解すると外れます。

運動と心理を34問で解く

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公式テキストの本文は使っていません。章題とページ数は目次から転記した事実、内容は公的機関の公開資料と教科書水準の一般知識にもとづいています。章ごとの出題数は公表されていません。