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資格のニガテ一問一答
JSPO-AT 応用科目科目模擬試験復習

コンディショニングの板書

講義動画で板書した内容を、全文そのまま置いています。動画を見ながら書き写す必要はありません。必要なところだけ読んでください。

第5回「コンディショニングの持ち場と、負荷を測る」

この回は、コンディショニング支援の持ち場と、負荷の測り方を扱います。目的の範囲、情報を共有するときの原則、シーズンの前に整えておく体制、他の専門職へつなぐ判断と公認スポーツ指導者資格の区分、コンディションに影響する要因と主観と客観の突き合わせ、外部負荷と内部負荷、体組成とタイトネスと跳躍と片脚の左右差、そして一時的な疲労の積み重なりとオーバートレーニング症候群の見分けまで見ます。

00:17この回で数えるもの

数えるのは、この3つ

  • 負荷の見方

    2つ(外部=やった量・内部=受けた量)

  • 測るものの系統

    4つ(体組成・柔軟性・出力・左右差)

  • 情報を渡す方向

    3つ(本人・指導者・医療)

  • 応用科目の検定試験はCBT形式で、五肢択一式および五肢択二式。各科目80問・各120分とされている
  • この回が属するのは応用科目の出題内容のうち「コンディショニング」
  • シラバスでは、この科目のねらいが「対象者のパフォーマンス発揮に必要な要因を分析し、目標を達成するために現状と目標値の差を最小化するための支援を安全かつ効果的に行う」こととされている
出典(2件)

①持ち場3節

00:30持ち場

上げるだけでは、半分

  • 目的は現状と目標の差を埋める支援
  • それに加えて外傷や障害の予防と、再発の防止までが範囲
00:49情報の共有

必要な範囲・同意・事前の取り決め

  • 監督やコーチへ伝えるのは練習の可否や制限など指導に必要な範囲
  • 本人の了解のうえで、共有する相手と範囲を先に取り決めておく
01:10整える体制

同じ様式で残す、基準を先に決める

  • 練習日誌と測定の記録を同じ様式で続けて残せるしくみを用意
  • 気温や路面を練習前に確かめ、内容を変える判断の基準を共有

②誰に渡すか3節

01:35誰に渡すか

外側が見分けられて、連携

  • 練習後まで続く動悸や胸部の違和感はスポーツドクターへ
  • 減量が進まず食事の内容に悩む場合は公認スポーツ栄養士へ
  • 抱え込みと踏み込みは、どちらも連携していない形
02:03資格の区分

メディカル・コンディショニングの四つ

  • スポーツドクター・スポーツデンティスト・AT・スポーツ栄養士
  • 歯科と栄養もこの区分の中。マネジメント系や指導系は別の区分
  • 日本スポーツ協会の「メディカル・コンディショニング資格認定者検索」では、スポーツドクター・スポーツデンティスト・アスレティックトレーナー・スポーツ栄養士の4資格の認定者を探せると示されている
出典
02:28誰が何をやるか

線引きは、言葉で覚える

  • スポーツメンタルトレーニング指導士(日本スポーツ心理学会)は心理的な技法の指導
  • 診断は医師だけ。栄養は栄養、心理は心理、体力は体力
  • スポーツメンタルトレーニング指導士は日本スポーツ心理学会の資格で、日本スポーツ協会の公認スポーツ指導者資格ではない。名称に「公認」は付かない
出典

③要因2節

02:54要因

からだ、こころ、まわり

  • 身体の要因だけでなく心理の要因も含める
  • 気候や用具などの環境の要因も入る。三層で捉える
03:12評価

ずれたときこそ、情報

  • 主観的な訴えと客観的な測定値を突き合わせる
  • 食い違い自体も手がかり。測定値だけを信じない

④負荷を測る2節

03:34負荷を測る

外部は、やった量

  • 外部負荷=行った運動そのものの量。走行の距離、スプリントの回数
  • 内部負荷=同じ練習に対する身体の受け取り方
  • 心拍数の推移と自覚的運動強度は内部の指標
04:02負荷を測る

強度かけ時間は、本人の物差し

  • 自覚的運動強度と運動時間の積で、練習ごとの負荷を表せる
  • 同じ練習でも値が変わる。個人ごとの推移を追う指標として使う

⑤身体を測る4節

04:23身体を測る

体組成と体重は、条件で動く

  • 皮下脂肪厚は測定者で値が動く。担当者と部位をそろえて続ける
  • 生体電気インピーダンス法の値は体内の水分の量に左右される
  • 体重は起床して排尿を済ませた後。日ごとの変動を線で追う
04:55身体を測る

どの姿勢で、どこを確かめるか

  • 腹臥位で膝を曲げ、踵と殿部の距離→大腿の前面の緊張
  • 背臥位で膝を伸ばしたまま股関節を曲げる→大腿の後面の緊張
05:18身体を測る

差を読む、混ざりを知る

  • 反動あり/反動なしの跳躍を測る。差が弾性を使えている量
  • 差が開かない人には沈み込みから切り返しまでを短くする課題
  • 敏捷性の記録には筋力や動的柔軟性も混ざる。神経だけではない
05:50身体を測る

両脚では、隠れる

  • 両脚でそろえて測ると差が見えにくい。片脚ずつ分けて残す
  • 差の大きさで決めず、競技で左右に求められる役割と合わせて読む
  • 項目はポジションで足す。押し合う力か、間欠的な持久力か

⑥疲れの見分け2節

06:27疲れの見分け

分かれ目は、戻るまでの時間

  • 数日から2週間ほどの休養で戻るなら、一時的な疲労の積み重なり
  • 症候群では休養をとっても戻るまでに数か月を要する場合がある
06:49回復の土台

会話ができる強度と、そろえた時刻

  • アクティブリカバリーは低い強度で血流を保つ
  • 強度は会話ができる程度。追い込んだ時点で回復ではない
  • 眠りは就寝と起床の時刻をそろえるのが先。不足は短い仮眠で補う
07:18覚えて帰る4つ

この回の要点

  • 持ち場は差を埋める支援+予防と再発の防止
  • 外部はやった量、内部は受けた量。心拍と自覚的強度は内部
  • 測る条件をそろえる。人・部位・時刻・姿勢
  • 値は本人の物差し。他人と比べず、推移で読む

第6回「準備と回復—ウォーミングアップから眠りまで」

この回は、準備と回復を扱います。自分の運動で温めるのと外から温めるのの違い、ウォーミングアップに充てる量の決め方、終盤の静的ストレッチングと動きを伴うストレッチング、予防の運動を組み込む運用、試合当日の時刻表と試合期の落とし方、冷水や着圧衣と圧迫してほぐす手技、練習後の補給とサプリメントの相談、そして時差・高所・床面と離脱後の復帰まで見ます。

00:17この回で数えるもの

数えるのは、この3つ

  • 準備の量を決める手がかり

    4つ(気温・競技・本人の状態・次の内容)

  • 回復の手立て

    5方向(動く・冷やす・圧・食べる・眠る)

  • 当日の時刻表

    5点(起床・食事・移動・準備運動・出番)

  • 応用科目の検定試験はCBT形式で、五肢択一式および五肢択二式。各科目80問・各120分とされている
  • この回が属するのは応用科目の出題内容のうち「コンディショニング」
  • シラバスの到達目標には、ウォーミングアップやリカバリーの理論と方法について理解し実践できること、外的環境の変化がコンディションに及ぼす影響について説明できることが、それぞれ別の項目として示されている
出典(2件)

①温め方2節

00:31温め方

外から温めるだけでは、立ち上がらない

  • 入浴や保温着による加温は体温だけを高める
  • 神経系の活動水準は十分には高まらない。動いて温める

準備は、主運動のためにある

  • 目的は主運動の質を保つこと。疲労が残る量にしない
  • 手がかりは気温・競技・本人の状態・次の内容の4つ

②終盤の扱い1節

01:12終盤の扱い

前は動かして伸ばす

  • 静的ストレッチングを長く続けると、直後の筋力とパワーが下がる
  • 動きを伴うストレッチングは、体温と神経系も高めながら広げる
  • 長い静的ストレッチングは練習の後へ回す

③日々の場を生かす3節

01:39日々の場を生かす

全員・毎回・同じ手順

  • 脚の筋力とバランスを養う運動を日々の準備に定着させる
  • 順序と回数を先に決め、チーム全体で同じ内容を行う
02:01日々の場を生かす

同じだから、違いが見える

  • 同じ内容を毎日行うとその日の動きの出方の違いに気づける
  • 準備運動はその日の物差しにもなる。毎日変えると比べられない
02:23日々の場を生かす

時間が足りない日の、残し方

  • 全員に共通して行う予防の運動を軸に据える
  • 個別の対応は申告のあった競技者に向ける

④試合の当日4節

02:43試合の当日

温めて、冷めないうちに出る

  • 待ち時間が長いときは体温を保つ軽い運動を挟む
  • 早く終えて座って待つと、温めた分が流れる
03:03試合の当日

身体には、時刻の癖がある

  • 早朝は体温が上がりきっていない。準備に充てる時間を長めに
  • 夜に試合があるならその時刻に身体を動かす日を事前に入れる
03:24試合の当日

決まっている時刻から、逆に数える

  • 移動と受付に要する時間を先に置く。ここは動かせない
  • 準備運動の開始は招集や計量の時刻から逆に数える
03:46試合期

減らすのは量、残すのは強度

  • 試合へ向けては量を段階を踏んで減らす
  • 強度の高い刺激は形を残して入れ続ける
  • 試合が続く時期も同じ。量を減らし強度を残せば筋力は落ちない

⑤回復2節

04:15回復

冷やす回復は、時期で使い分ける

  • 回復は動く・冷やす・圧をかける・食べる・眠るの五方向
  • 冷水への浸漬や着圧衣は連戦で回復を急ぐ場面だけに用いる
  • 筋力の向上をねらう時期には常用しない
04:44回復

ほぐす手技の、位置づけ

  • 圧迫してほぐす手技は一時的に可動域を広げるとされる
  • 可動域は広がっても筋力が上がるわけではない

⑥食事と補給2節

05:02食事と補給

使った糖質は、早い時間に

  • 練習の後の早い時間に糖質をとる機会を用意する
  • 水分は別に戻す。糖質を摂れば水分も戻る、ではない
05:21食事と補給

まず食事、それから製品

  • 日々の食事で足りていない部分を一緒に見るところから始める
  • 成分と第三者による検査の有無を調べる
  • 判断そのものは医師や公認スポーツ栄養士へつなぐ。使用の可否や成分の安全性の評価は、アスレティックトレーナーが決める範囲に入らない

⑦場所が変わる3節

05:40場所が変わる

時差は前から、高所は住み方

  • 時差は出発の前から現地の時刻に合わせて食事と就寝を整える
  • 適応には日数がかかる。到着から試合までに余裕をもたせる
  • 高所は滞在して適応し、練習は強度が落ちない標高で
06:11場所が変わる

床と、下りに備える

  • 硬い床面は脚への衝撃が大きい。練習の量と履物の点検を併せる
  • 床面が変わる遠征は慣らす時間を確保して感覚を確かめる
  • 下り坂は伸ばされながら力を出す局面の連続。同じ形で積む
06:46戻る

離れた分は、積み直す

  • 休む前の量に戻す前に段階を踏んで積み直す期間を置く
  • 離れた分は落ちている。本人の感覚は戻りが早い
07:04覚えて帰る4つ

この回の要点

  • 外からの加温は体温だけ。動いて温めると神経系まで立ち上がる
  • 前は動かして伸ばす。長い静的は練習の後へ
  • 試合期は量を減らし、強度を残す。冷やす回復は連戦だけ
  • 準備も回復も、主運動のためにある

第7回「競技を読む—特性の分析と、動きの質」

この回は、競技そのものを数に落とす作業を扱います。運動生理学の側面と力学の側面、発揮時間による区分、競技ごとに負担が集まる場所、測る項目の選び方、運動連鎖と代償の切り分け、止まる力と方向転換、体幹の課題の進め方まで、計画を書き始める前にやることをひと通り見ます。

00:21この回で数えるもの

数えるのは、この3つ

  • 分析の側面

    2つ(運動生理学・バイオメカニクス)

  • 競技から読む数

    4つ(時間・回数・休息・方向)

  • 運動連鎖

    2つ(開放・閉鎖)

  • 分析の2側面:運動生理学的側面=どれくらいの強さで、どれだけ続くか/バイオメカニクス的側面=どの向きに、どんな速さで、どの関節が動くか
  • 競技から読む4つ:1回の動作にかかる時間/繰り返す回数/あいだの休息/力を出す方向
  • 運動連鎖の2つ:開放運動連鎖=手や足の先が自由/閉鎖運動連鎖=手や足の先が床や壁に固定される
  • この分野は、公認アスレティックトレーナー専門科目シラバス(公益財団法人日本スポーツ協会・2024年2月21日更新)の「3.コンディショニング」にあたる。(3)競技特性の分析と(4)トレーニング各論が、この回の中身
出典

①競技を分析する2節

00:34競技を分析する

生理学の側面と、力学の側面

  • 運動生理学的側面=どれくらいの強さで、どれだけ続くか
  • バイオメカニクス的側面=どの向きに、どんな速さで動くか
  • 片方だけでは測る項目が決まらない
  • シラバスの到達目標の逐語は「特定の競技の特性を運動生理学的側面とバイオメカニクス的側面から分析し、コンディショニング計画に活用できる。」(3.コンディショニング(3)競技特性の分析)
出典
01:07競技を分析する

球技は、走った量では読めない

  • 読むのは高い強度が何回・どんな間隔で入るか
  • 時間と頻度の両面で記録しておく
  • 総走行距離だけでは、要る能力が決まらない

②発揮時間で分ける1節

01:40発揮時間で分ける

数秒の全力か、続ける力か

  • パワーの発揮は持続時間で3つに区分される
  • 跳ぶ・投げる・短く走るは数秒の全力側
  • 長く走る・長く泳ぐは続ける側。要る力が違う
  • パワーの発揮時間による区分は、ハイパワー・ミドルパワー・ローパワーの3つ
  • ハイパワーは数秒の全力発揮で、主にATP-CP系に依存する。跳躍の踏切・投てき・短い全力疾走がここに入る
  • ローパワーは有酸素性のエネルギー供給が主。長距離走・ロードレース・競泳の長い種目がここに入る
  • 境目となる秒数は資料によって幅があるので、区分の順番と代表的な例で押さえるほうが実務に合う

③競技別に読む4節

02:09競技別に読む

陸上—短い種目と、長い種目

  • 短距離は加速の局面と最大速度の局面を分けて見る
  • 最大速度の局面では太ももの裏への支援を重ねる
  • 長距離は反復の量。すねや足の疲労骨折に注意
02:34競技別に読む

組み技と、寒い環境

  • 組み技は握る力と体幹の支持。階級の維持も計画に入れる
  • 直前の急な減量は回復を削る。計画の側で避ける
  • 低温では温める時間を長めに。滑走は膝と股関節を曲げ続ける
03:05競技別に読む

競泳と体操—反復と、広い可動域

  • 競泳は衝撃が小さく反復が多い。肩と肩甲骨の周囲
  • 体操は広げた範囲を支える力を同じ計画に置く
  • 着地の反復があるので足と膝の状態も続けて見る
03:32競技別に読む

座ったまま、構えたまま

  • ボート・カヌーは腰部の負担と股関節の柔軟性
  • 射撃・弓道は低い張力で長く働く筋。構える側の肩と首

④測る項目を選ぶ1節

03:57測る項目を選ぶ

測る順番は、分析のあと

  • 測る項目は競技特性の分析から選ぶ
  • 同じ競技でもポジションで走る距離と方向が違う
  • 全員に同じ一式は、比べやすいが競技を映さない

⑤運動連鎖と代償2節

04:23運動連鎖と代償

先が自由か、固定されているか

  • 見分けは先が固定されているか。働き方が変わる
  • 開放運動連鎖

    手や足の先が自由に動く。座って膝を伸ばす形

    • 動かす関節を絞れる
    • 部位を選んで扱う
  • 閉鎖運動連鎖

    手や足の先が床や壁に固定される。腕立て・スクワット

    • 複数の関節が連動する
    • 競技の動作に近い
04:57運動連鎖と代償

代償は、順に切り分ける

  • 硬いのか・弱いのか・使い方か・痛みかを順に確かめる
  • 主な要因が決まらないと同じ崩れが戻る
  • 見えた形だけを直すと、別の場所に移る
  • シラバスの到達目標の逐語は「運動連鎖の考え方を理解し、プレーヤーの代償動作とその要因の分析結果をコンディショニング計画に活用できる。」(3.コンディショニング(4)トレーニング各論)
  • 切り分けの順は、可動域の制限/筋力の低下/動作の制御/痛みの回避の4つ。どれが主かを決めてから課題を選ぶ
出典

⑥止まる・変える・反応する4節

05:25止まる・変える・反応する

コーディネーションは、名前と中身を対で

  • 定位=動く相手や味方に対して、自分の位置を定める
  • リズム=動作の調子とタイミングをつかんで合わせる
  • 反応・変換・連結・バランスも入れ替えに注意
05:49止まる・変える・反応する

アジリティには、反応が入る

  • 刺激を見て動き出す課題と、経路を決めた課題は別
  • 反応を入れると経路の課題では見えない差が見える
06:05止まる・変える・反応する

止まる力と、向きを変える力

  • 止まる力は伸張性の筋力。加速の課題だけでは足りない
  • 膝が内に入るときは股関節の支持と足部の向きをそろえる
  • 抵抗を足せば加速、速度を足せば最大速度の局面に効く
06:36止まる・変える・反応する

難しさは、重さで足さない

  • 足すのは支持面・片脚・視線・腕の動き
  • 段階はできた形を1つ崩すくらいで上げる

⑦体幹と、相談への答え2節

06:56体幹と、相談への答え

保つ→動かしながら保つ→競技の中で

  • 保つ→手足を動かしながら保つ→競技の動作の中で
  • 呼吸を止めずに保てるかまで見る
07:17体幹と、相談への答え

「遅くなるのでは」と相談されたら

  • 答えは速く力を出す課題も置く。競技の動作は続ける
  • 重く挙げる課題と速く出す課題は同じ計画に並べられる
  • やめましょうは、相談への答えになっていない
07:46覚えて帰る4つ

この回の要点

  • 読むのは何秒・何回・どの向き。側面は2つ
  • 競技別は負担が集まる場所で覚える
  • 代償は硬い・弱い・使い方・痛みの順に切り分ける
  • 分析が先、測ることと課題はあと

第8回「目的で決める、期で決める、相手で決める」

この回は、競技者の一年を前提にして負荷を決める順番を扱います。原則、目的で変わる負荷と反復の向き、持久の組み方、心拍で強度を決めるときの考え方、収縮様式と速い発揮、種目の並べ方と期分け、持久と筋力を同じ期間に置くとき、そして相手で変わる調整まで。具体の数値は扱わず、決め方の順番を渡します。

00:19この回で数えるもの

数えるのは、この3つ

  • 決める順番

    4段(目的→様式→量→並べ方)

  • 期分けで動かす

    2つ(量と強度)

  • 先に置く条件

    3つ(大きい・速い・疲れていないうち)

  • 決める順番の4段:目的(何を伸ばすか)→様式(どの収縮・どの運動か)→量(負荷と反復の組み合わせ)→並べ方(順序・休息・週と期の配分)
  • 期分けで動かすのは量と強度の2つ。両方を同時に上げない
  • 1回の中で先に置く3条件:多関節の大きな種目/速い発揮をねらう種目/疲れていないうちにやるべき種目
  • この分野は、公認アスレティックトレーナー専門科目シラバス(公益財団法人日本スポーツ協会・2024年2月21日更新)の「3.コンディショニング」にあたる。この回は(4)トレーニング各論と(5)コンディショニングのその他の情報が中身
出典

①原則と、決める順番2節

00:32原則と、決める順番

やった形で効き、やめれば戻る

  • 特異性=用いた様式や速度に応じた効果が現れる
  • 可逆性=中断すると、得た効果が戻っていく
  • 過負荷=日常より強い刺激でないと変わらない
01:02原則と、決める順番

重く少なく、軽く多く、中くらいを速く

  • 最大筋力は高い負荷で反復を少なく
  • 筋持久力は低い負荷で反復を多く
  • 重い負荷なら全部伸びるではない。目的が先

②持久を組む2節

01:26持久を組む

インターバル法の値打ちは、累積

  • 休息を挟むと高い強度の運動時間を積み上げられる
  • 休息の長さで刺激の性質が変わる
  • 持続法は同じ強度を保って続ける。使い分ける
01:56持久を組む

乳酸が増え始める強度は、目安になる

  • 代謝の切り替わる境目にあたるので、強度を区切る目安
  • 伸びると同じ速度での値が下がる
  • だから時期を区切って測り直す

③心拍で強度を決める2節

02:21心拍で強度を決める

幅に対する割合で考える

  • 安静時と最高の幅に対する割合で求める
  • 幅で見ると個人の差を織り込める
  • 年齢からの推定は誤差が大きい前提で使う
02:51心拍で強度を決める

鍛えた人は、基準を更新する

  • 同じ速度での心拍数が下がる。伸びたしるし
  • 時期を区切って測り直し、基準を更新する

④様式と、速い発揮3節

03:07様式と、速い発揮

伸ばされながら出す力は、大きい

  • 伸張性の収縮は、短縮性より大きな力を出せる
  • 着地と減速はこの様式。競技の中にたくさんある
  • 強く行うと遅発性の筋痛が出やすい。試合前は量を抑える
03:34様式と、速い発揮

プライオメトリックは、着地から

  • 沈み込みから切り返しまでが短いほど弾性が働く
  • 導入は自体重で着地の姿勢を習得させてから
  • 先に高さを上げると、着地が崩れたまま量が増える
04:01様式と、速い発揮

推定値は、幅のある値として扱う

  • 反復できた回数からの見積もりは回数が多いほど外れる
  • だから幅のある値として扱い、記録に推定と書き添える

⑤並べ方と、期で決める3節

04:22並べ方と、期で決める

大きいもの・速いものを、前半に

  • 前半に多関節の大きな種目と速い発揮をねらう種目
  • 小さな筋群の種目はあとに回す
  • やりたい順に並べると、ねらいの種目が疲れたあとに来る
04:48並べ方と、期で決める

休息は、ねらいで決まる

  • セットのあいだの休息は課題のねらいで長さを変える
  • 高い出力の課題は長めに、反復を重ねる課題は短めに
05:07並べ方と、期で決める

期を区切る軸は、試合の日程

  • 試合の日程を軸に期を区切る。重点を期ごとに移す
  • 試合へ向けては量を落として強度を保つ方向
  • 試合期のあとは回復に充てる期。連戦のあいだは保つ

⑥並行して置くとき1節

05:34並行して置くとき

同じ日なら、重点はどちらか一方

  • 持久と筋力を同じ日に置くならその日の重点を決める
  • 期によって重点を移す。両方を最大の量で積まない
  • どちらも全力は、どちらの適応も鈍る

⑦相手で決める3節

06:00相手で決める

発育期と、車いすの競技者

  • 身長の伸びが著しい時期は柔軟性が一時的に低下しやすい
  • 導入は自体重で動作を習得させてから負荷を加える
  • 車いすの競技者は暑熱での休憩と皮膚の確認を習慣に
06:36相手で決める

女性競技者と、仕事と並行する人

  • 整えるのは本人が残せる記録と相談の窓口
  • 体重を公開の場で測るのような運用は避ける
  • 練習日が偏るなら週の単位で合計をとらえる
07:10相手で決める

経験の短さ、年齢、伸びない柔軟性

  • 経験が短い人は習得の段階を細かく分ける
  • 年齢が上がったら週の中に回復の日を組み込む
  • 広がらない可動域は動作の組み替えと隣の関節で探す
07:50覚えて帰る4つ

この回の要点

  • 順番は目的→様式→量→並べ方
  • 期を区切る軸は試合の日程。量と強度は同時に上げない
  • 基準は測り直して更新。心拍も閾値も推定も
  • 相手が変われば、同じ目的でも手が変わる

読んだら、解いて確かめる

聞いて分かったつもりのところは、解くとはっきりします。間違えた問題だけが自動で復習に戻り、2回連続で正解すると外れます。

コンディショニングを80問で解く

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