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資格のニガテ一問一答
JATI-ATI 専門科目科目模擬試験復習

トレーニング理論とプログラムの板書

講義動画で板書した内容を、全文そのまま置いています。動画を見ながら書き写す必要はありません。必要なところだけ読んでください。

第7回「組む順番—ニーズ分析から種目の並びまで」

この回は、JATIが2026年度の養成講習会要項で示す専門科目の4領域のうち「トレーニング理論とプログラム」から、組む順番を扱います。作成の手順とニーズ分析、強度と量の表し方、1回の中の並び、押すと引くの釣り合い、週の分け方、そして器具や人手が変わる日の組み替えまでを見ます。重量の割合・反復回数・セット数・休息時間の具体値は扱いません。

00:16この回で数えるもの

数えるのは、この3つ

  • 組む手順

    3段

  • 1回の並び

    1本の線

  • 週の分け方

    2通り

  • 3段:調べる(情報収集と評価)→決める(共有できる目標)→組む(種目・強度・量・頻度)
  • 1本の線:技術が要るものと大きいものを、疲れていないうちに
  • 週の分け方2通り:毎回まんべんなく刺激する全身法/部位を分ける分割法
  • 「トレーニング理論とプログラム」は、JATIが2026年度の養成講習会要項で示す専門科目の4領域のひとつ。出典:2026年度トレーニング指導者®養成講習会(JATI)https://jati.jp/license/koshukai.php

①組む手順2節

00:25組む手順

調べる→決める→組む

  • 手順は調べる→決める→組むの3段
  • 調べる=問診と測定による情報収集と評価
  • 決める=対象者と共有できる目標。種目はそのあと
  • ほかの人に効いたプログラムをそのまま当てない
01:02ニーズ分析

競技の動きと、エネルギーの出し方

  • ニーズ分析で見るのは競技で求められる動作
  • 同時にエネルギーの出し方も見る
  • 片方に寄せない。瞬発だけ・持久だけにしない

②強度と量1節

01:33強度と量

強度と量は、別の軸で持つ

  • 量(ボリューム)=重量や回数を掛けた、仕事の総量
  • セット数だけ・最大重量だけでは中身が違っても同じ値
  • 強度と量は別の軸。どちらを動かすか選べるようにする

③1回の並び4節

02:031回の並び

技術が要るものを、疲れていないうちに

  • 並びの線は技術が要るものと大きいものを、先に
  • 技術が要る種目→多関節→単関節の向き
  • 疲れてからの難しい動作は崩れて危ない
02:331本目に入る前

本番の重さに、段階で近づける

  • ウォームアップセットは軽い重量から段階的に上げる
  • 本番に近づくほど1段あたりの反復を減らす
  • 重い重量から始めて疲れてから落とす形は取らない
03:00休息を節約する2つ

拮抗する筋群と、回すサーキット

  • 拮抗筋のスーパーセット=働きが反対の種目を続ける
  • 休むのはペアを終えたあと。片方が働く間に回復する
  • サーキット=隣り合う種目で同じ筋群を重ねない
03:34終わりと、待つとき

下げながら終える/待つあいだに下がる

  • クールダウンは強度を段階的に下げる運動をはさむ
  • 心拍と呼吸が落ち着くまで静的ストレッチングはあと
  • 出番を待つあいだに体温は下がる。直前に短く動かす
  • 新体力テスト実施要項は、テストの前後に適切な準備運動および整理運動を行うとしている
  • 出番の直前に長く静的ストレッチングを行うと、一時的に出力が下がることがある。実質的に問題になるのは1部位60秒を超える場合で、60秒以内であれば低下はごくわずかとされる
出典(2件)

④偏らせない2節

04:02偏らせない

押す側に寄る。引く側を同じだけ置く

  • 押す種目は手応えを得やすく、量が寄る
  • 引く種目の量も同じくらい置く
  • 競技で押す動作が多いほど上塗りしない
04:31土台

動かされない力と、端まで使う範囲

  • コアの役目は動かされないこと。力を伝える土台
  • 保持できる秒数を競技力の指標にしない
  • 可動域は端まで使って反復すれば保てる

⑤週の組み方2節

05:08週の組み方

分けるのは、頻度が確保できてから

  • 週に取れる回数が少ないうちは全身法
  • 頻度が確保できてから部位別の分割を考える
  • 分け方を機械的に当てない。先に決まるのは回数
05:35休養日

休養日も、計画に書き込む

  • 休養日はプログラムの一部。方針を計画に書き込む
  • 軽く動かす日と、何もしない日を使い分ける
  • 総量を保つためにレジスタンストレーニングを足さない

⑥一人で行う日3節

06:02一人で行う日

補助がない日は、止められる種目だけ

  • 指導者がいない日は限界に近い重量の種目を組まない
  • 選ぶのは自分の判断で安全に止められる種目
  • その日を何もしない日にする必要もない
06:28器具がない日

手段は替える。狙いは替えない

  • 器具が変わっても狙う体力要素は維持する
  • 種目名だけ残して中身の違うものを同じ記録にしない
  • 時差と移動の疲れを計画に入れる
06:57競技者ではない相手

基準が、日常の動作と通いやすさに変わる

  • 競技者でない相手には基準そのものが変わる
  • 見るのは日常の動作のしやすさと、通える量
  • 一般の対象者向けには公表された目安がある
  • 期分けは競技者だけのものではない
  • 「筋力トレーニングを週2〜3日」は実施日数であって、同一部位の頻度ではない
  • 目的が変われば優先する体力要素も種目の選び方も変わる。どこが弱いかを把握せずに希望の種目だけで組むと、変化も示せない
出典
07:40覚えて帰る4つ

この回の要点

  • 手順は調べる→決める→組む。飛ばすと直せない
  • ニーズ分析は動作とエネルギーの出し方を両方見る
  • 並べ方は1本。技術が要るものと大きいものを先に
  • 器具・人手・相手が変われば手段を替える。狙いは替えない

第8回「目的別に決める—筋力・筋肥大・パワー・持久・スピード」

この回は、JATIが2026年度の養成講習会要項で示す専門科目の4領域のうち「トレーニング理論とプログラム」から、目的ごとの決め方を扱います。4つの目的と、それぞれで落としてはいけないもの、休息の置き方、跳ぶ・切り返す・速く走る力のつくり方、量を積む技法、そして伸びが止まったときの直し方を見ます。重量の割合・反復回数・セット数・休息時間の具体値は扱いません。

00:18この回で数えるもの

数えるのは、この3つ

  • 目的

    4つに分かれる

  • 落とさないもの

    1つずつ対応する

  • 一度に変える条件

    1つだけ

  • 4つの目的と、落としてはいけないもの:最大筋力=1回の出力/パワー=動作の速度/筋持久力=反復の回数/筋肥大=積み上げる量
  • 確かに使えるのは、向き(重い側と軽い側)と、決める順番(目的→重さと回数→組数→休み)
  • 「トレーニング理論とプログラム」は、JATIが2026年度の養成講習会要項で示す専門科目の4領域のひとつ。出典:2026年度トレーニング指導者®養成講習会(JATI)https://jati.jp/license/koshukai.php

①目的と、落とさないもの2節

00:28目的と、落とさないもの

4つの目的に、守るものが1つずつ

  • 最大筋力=1回の出力を落とさない
  • パワー=動作の速度を落とさない
  • 筋持久力=反復の回数を落とさない
  • 筋肥大=積み上げる量を落とさない
  • 目的が決まれば、重量・回数・セット数・休息を動かす向きも決まる。4つは別々に動くのではなく連動する
  • 具体的な割合や反復回数の範囲は資料によって幅がある。確かに使えるのは向き(重い側/軽い側・多く/少なく・長く/短く)
  • 向きで押さえておけば、相手の経験や使える器具が変わっても、覚え直さずに組み替えられる
01:132つの端を持つ

重い側と、軽い側

  • 決める順は目的→重さと回数→組数→休み
  • 休みは次の1本で同じ質が出るかで決める
  • 重い側(最大筋力)

    1回あたりの負荷が大きい。繰り返せる回数は減り、セットの間は長く休む(パワーは負荷は中くらいで、回数と休みの向きはこちらと同じ)

    • 回数は少なく/休みは長い
    • 1回の出力と速さを伸ばしたいとき
  • 軽い側(筋持久力)

    1回あたりの負荷が小さい。繰り返せる回数は増え、短い休息でも続けられる

    • 回数は多く/休みは短い
    • 疲労のなかで繰り返す力を伸ばしたいとき

②休息で目的が変わる2節

01:40休息で目的が変わる

同じ「短くする」が、正解と誤りに分かれる

  • 最大筋力の日に休息を削ると出力が出ない
  • 筋持久力は疲労が残った状態で繰り返すのが条件
  • インターバルは休息の長さで狙う適応が変わる
02:19速さを狙う日

毎回、疲れていない状態をつくる

  • 最大速度を狙う反復は神経系の疲労が抜けるまで休む
  • 休息を削ると別の目的のトレーニングになる
  • 本数を増やすために1本の質を落とさない

③跳ぶ力4節

02:48跳ぶ力

跳ぶ前に、筋力と着地がそろっているか

  • 跳躍系は十分な筋力と着地技術を前提に導入する
  • 筋力が足りない相手に高い台から跳び下ろさせない
  • 管理するのは量と着地面。疲れきった最後に置かない
03:16重いもののあとに跳ぶ

動作をそろえ、間に回復を置く

  • 高強度の種目のあとに同じ動作パターンの跳躍を置く
  • 狙いは後の跳躍の出力を高める。間に回復を置く
  • ペアは動作パターンをそろえる。無関係な種目にしない
03:47切り返す力

決めた順路では、反応する力が育たない

  • 決めた順路のドリルで育つのは減速と再加速の技術
  • 足りないのは相手や状況に反応して進路を選ぶ力
  • だから反応を含む課題を別に置く
04:11競技動作に重さを足す

重くすると、形とタイミングが変わる

  • 普段より重い用具での反復は動作の形を変える
  • 重さは動作が崩れない範囲にとどめる
  • 本番が近い時期は本来の用具に戻す

④量を積む4節

04:41量を積む

小さく区切って、質を落とさずに積む

  • クラスターセット=1セットの中に短い休息をはさむ
  • 狙いは速度と重量の低下を抑えたまま回数を保つ
  • レストポーズ=限界のあと短く休み、同じ重量で足す
05:13誰に使うか

技法の前に、相手を決める

  • 強度を高める技法は基本種目が安定した相手に限る
  • 全種目に同時に入れない。頻度を絞る
  • 初心者には基本種目の習熟が先
05:39局面と範囲で狙う

下ろす・止まる角度・端まで

  • 下ろす局面を強調したら回復の遅れを見込む
  • 動作が止まる角度はその角度で力を出す種目を足す
  • 可動域の一部を使う種目は足すもの。土台は端まで
06:13軽い負荷で積む

高い重量を避けたい場面の選択肢

  • 血流を制限する方法=軽い負荷でも筋肥大が期待できる
  • 使いどころは高い重量を避けたい場面
  • 圧を強めるほど安全ではない。巻く部位も選ぶ

⑤伸びが止まったら2節

06:46伸びが止まったら

原因は、記録の中にある

  • 停滞したら記録から原因を探す。強度・量・頻度・回復
  • 一度に変えるのは1つ。まとめて動かすと原因が消える
  • 足りないとは限らない。回復の不足なら減らすほうが伸びる
  • 同じ重量でも日で変わる。その日の余力で動かす
07:35弱点と、切らさないもの

足して直す/やめると落ちる

  • 弱点の筋群は多関節種目のあとに単関節種目で足す
  • 多関節種目を単関節に置き換えない
  • 長く刺激しない能力は落ちはじめる
08:07覚えて帰る4つ

この回の要点

  • 4つの目的に落としてはいけないものが1つずつある
  • 休息は設計の一部。削ると目的のほうが変わる
  • 技法は誰に使うかが先。基本種目の習熟が条件
  • いちどに1つしか動かさない。だから原因が残る

第9回「期で考える—期分けと、対象に合わせた調整」

この回は、期で考えることを扱います。期分けの考え方、線形とブロックと波状、デロードと疲労の読み方、シーズン中の維持と階級、トレーニング年齢と成長期、マスターズ、月経周期、傷害からの復帰までを見ます。

00:20この回で数えるもの

数えるのは、この3つ

  • 期の組み方

    3つ(線形・ブロック・波状)

  • 引くときに削るもの

    1つ(量。強度は残す)

  • 相手を見る軸

    3つ(積んだ年数・動かせない条件・いまの時期)

  • 専門科目の出題範囲は4領域(トレーニング指導者論/測定と評価/トレーニング理論とプログラム/トレーニング実技と指導法)で、この回は3つめの領域にあたる
  • 専門科目の試験は90分・90問のマークシート形式で、一般科目とは別に合否が出る(片方だけ不合格なら、その科目のみ受け直せる)
  • 期の組み方を3つに分けるのは、名前で覚えるためではなく、量と強度の並べ方で見分けるため
  • 相手を見る3つの軸は、何年積んできたか・動かせない条件があるか・いまがどの時期か
出典(2件)

①なぜ期で分けるか2節

00:34なぜ期で分けるか

いつ強くなりたいかから、逆算する

  • ○期分けは目標の時期に合わせて中身を変える組み方
  • 起点は目標の日。そこから逆算して期の長さを決める
  • ×負荷を上げ続ける計画ではない。上げ下げを先に書き込む
  • 期分け(ピリオダイゼーション)は、目標とする時期に体力が最も高まるように、期間ごとに内容を変えていく組み方
  • 逆算の起点は目標とする大会の日。日が動けば、各期の長さも動く
  • 負荷を一方向に上げ続ける計画ではない。上げる時期と引く時期を、あらかじめ計画に書き込む
01:08大会が1回か、複数回か

大会が複数なら、山も複数つくる

  • 年に1回なら、その日に向けて周期を1つ
  • 年に複数回なら、周期を複数組む(山を複数つくる)
  • 主要な大会が年に1回の場合は、その日に向けて大きな周期を1つ組む
  • 重要な大会が年に複数回、間隔を空けてある場合は、周期そのものを複数組み、山を複数つくる
  • 1つの山を長く引き延ばして複数の大会に当てる形にはしない。鋭くする時期が合わなくなる

②期の組み方2節

01:30期の組み方

型は3つ。違うのは量と強度の並べ方

  • 線形=量を減らしながら、強度を一方向に高める
  • ブロック=高める能力を少数に絞って順番に積む
  • 波状=週の中で強度と量を入れ替える
  • 線形は、量を減らしながら強度を一貫して高めていく並べ方
  • ブロックは、高める能力を少数に絞り、期ごとに順番に積み上げていく並べ方。積み上げの順序があることが要点
  • 波状(非線形)は、週の中で強度と量を入れ替える並べ方
  • 3つの違いは、量と強度をどう並べるかにある。名前を覚えるより、並べ方で見分ける
02:042つの並べ方

線形と波状

  • 積んだ年数が長いほど波状が選ばれやすい
  • 線形

    量を減らしながら強度を一方向に高める。期の中で狙いが1つに決まる

    • 順序が分かりやすい
    • 積んだ年数が短いうち・土台を積む時期
  • 波状(非線形)

    週の中で強度と量を入れ替える。重い日と量の日が同じ週に混ざる

    • 刺激が単調になりにくい
    • 何年も積んだ競技者
  • 線形は期の中で狙いが1つに決まるので順序が分かりやすく、波状は週の中で強度と量を入れ替えるので刺激が単調になりにくい
  • 線形と波状のどちらが優れているかは、比較した結果が分かれている。選び分けの理由は優劣ではなく、刺激の変化をどう作るかにある

③上げたら、引く4節

02:32デロード

削るのは量。強度は残す

  • ○デロード週は量を大きく削り、強度は残す
  • ×完全に休むでもそのまま続けるでもない
  • 置くのはまだ伸びているうち。動けなくなってからではない
  • 数週間にわたり負荷を高めたあとに置くデロード週は、量を大きく削り、強度は大きく下げないのが基本形
  • 完全に休む形にも、そのまま続ける形にもしない
  • 強度を落としきると、積み上げた動作の感覚まで鈍る。量を削るほうが、疲労だけを抜ける
  • 置く時期は、動けなくなってからではなく、まだ伸びているうち
03:03記録の読み方

記録は、体力から疲労を引いたもの

  • ○記録=積み上げた体力−いまの疲労
  • 疲労が残る時期は体力が上がっていても記録は低く出る
  • だから負荷を高めた直後の記録で、期の成否を決めない
  • トレーニングによって高まる体力と、同時に生じる疲労を、別々の要素として扱う考え方がある
  • この見方では、ある時点の記録は、積み上げた体力から、その時点の疲労を差し引いたものとして現れる
  • 疲労が残っている時期は、体力が積み上がっていても記録は低く出る
  • だから、負荷を高めた直後の記録でその期の成否を判断しない
03:33落ち込みの見分け

見分ける手がかりは、戻るまでの時間

  • 計画的な落ち込みは休養を挟めば戻り、上回ることもある
  • 長引く不調は戻るまでに長い時間がかかる
  • 見分けるのは戻るまでの時間。現れ方は同じ
  • 負荷を計画的に高めた時期には、一時的に記録が落ち込むことがある。この落ち込みは計画の一部で、休養を挟めば戻り、以前を上回ることもある
  • 長期に及ぶ不調としてのオーバートレーニング症候群では、休養を挟んでも戻るまでに長い時間がかかる
  • どちらも「記録が落ちた」という同じ形で現れるので、現れ方では見分けられない
  • 眠り・食欲・気分の変化が重なるとき、本人が前と違うと言うときは、計画の側を疑って引く
04:06増やしすぎの合図

直近と、それまでの平均を比べる

  • 直近の負荷÷それまでの平均。高い比は増やしすぎの合図
  • 比が高いのはリスクの側の合図。調子が良い証拠ではない
  • ○同じ筋群の高強度は連日に置かない(回復の時間を空ける)
  • 指導記録から、直近の負荷と、それまでの平均的な負荷との比(急性:慢性ワークロード比)を出す使い方がある
  • 比が高い状態は、急に増やしすぎたことの合図として扱う。競技力が上がった証拠ではない
  • 比を出すには負荷を続けて記録しておく必要がある。記録が無ければ、比べる相手が無い
  • 同じ筋群を狙う高強度の種目は、回復にかかる時間を空けて配置する。連日に置くと次の日の質が落ちる

④シーズン中と、落とす時期2節

04:45維持

やめるのでも、そのままでもない

  • シーズン中は量を削り、強度で刺激を保つ
  • ×やめると体力が落ち、そのままだと疲労が残る
  • 連日の試合が続く時期はさらに量を削り、刺激だけ残す
  • 試合が続くシーズン中は、量を削って強度で刺激を保つのが基本形。やめる形にも、そのまま続ける形にもしない
  • やめれば体力は落ちていき、そのまま続ければ疲労が試合に残る
  • トーナメントのように連日で試合が続く時期は、量をさらに大きく削り、最低限の刺激だけを残す。ゼロにはしない
05:14階級

減らすのは総量。重量は保つ

  • 階級を下げる期間も総量を減らし、重量は保つ
  • 重量まで落とすと守りたい筋量まで削られる
  • 体重の落とし方そのものは指導の外。担当を分ける
  • 階級を下げるために体重を落としていく期間も、減らすのは総量で、挙げる重量は保つ
  • 重量まで落とすと刺激の質が落ち、守りたい筋量まで削られる
  • 体重を落とす方法そのもの(水分や食事の操作)は指導の範囲の外に置き、担当を分けて扱う

⑤相手がどこにいるか3節

05:41積んだ年数

出発点は、暦の年齢ではなく積んだ年数

  • ○出発点は積んできた年数(トレーニング年齢)
  • 同じ年齢でも扱える種目も伸びしろも違う
  • 年数が短いうちは動作の練習そのものが効く
  • プログラムの出発点は、暦の上の年齢ではなく、レジスタンストレーニングを積んできた年数で決める
  • 同じ年齢でも、積んだ年数が違えば、扱える種目も伸びしろも違う
  • 積んだ年数が短いうちは、動作の練習そのものが効く時期がある
06:09成長期

禁止ではなく、順序の問題

  • 成長期は禁止ではなく、やり方の問題
  • 順序は動作が先、負荷はあと。ここを崩さない
  • 早い段階で1つの競技に絞ると、土台が狭くなる
  • 成長期の対象者へのレジスタンストレーニングは、禁止すべきものではなく、やり方で決まる
  • 順序は、まず動作を身につけ、負荷はそのあと。この順序を崩さない
  • 長期的な育成では、早い段階で一つの競技に絞った内容だけに偏ると、動作の土台が狭くなる
  • 早期の専門化で問題になるのは土台の狭さで、特定の能力が伸びすぎることではない
06:39総量と回復

見えていない負荷と、回復の速さ

  • 複数競技は総量が見えない。ほかの練習量を聞いて合算する
  • マスターズは維持はできても、回復の速さは同じでない
  • 月経周期は本人の申告を起点に、量と強度を調整する
  • 複数の競技を並行している対象者では、自分が担当している部分だけでは総量が見えない。ほかの練習量を聞き取って合算する
  • 高齢の競技者(マスターズ)では、競技力の維持そのものはできても、回復にかかる時間は同じではない。頻度と量で調整する
  • 月経周期のある女性競技者では、一律の規則を当てるのではなく、本人の申告を起点に、量と強度をその都度調整する

⑥戻すときと、守るとき3節

07:13復帰

痛みが消えたことと、治ったことは別

  • 痛みが消えたと治ったは別。段階を踏んで戻す
  • ○患部以外のトレーニングは止めない
  • 復帰の可否を決めるのは医師。用意して記録を渡す
  • 傷害からの復帰では、痛みが消えたことと、組織が回復したことを別に扱う
  • 患部を使えない期間も、患部以外のトレーニングは止めない。止めると全身の体力が落ち、復帰にかかる時間が延びる
  • 復帰してよいかどうかの判断は医師が行う。指導側がするのは、動かせる範囲でできることを用意し、見たことを記録して渡すところまで
07:42差と兆し

弱い側を先に。見つかった時点で足す

  • 左右差は弱い側を先に。片側の種目を足す
  • 弱点を狙う種目は疲れていない早い段階に置く
  • 危険因子は見つかった時点で足す。起きてからではない
  • 測定で左右差が見つかったときは、弱い側を避けるのではなく、片脚・片側の種目を足して先に鍛える
  • 弱点を狙う種目は、疲れていないセッションの早い段階に置く
  • 傷害の既往が無くても、動作の確認で危険因子が見つかった時点で、補助種目をプログラムに足す
  • 傷害が起きてから足すのではなく、見つかった時点で足す
08:09申告があったとき

呼吸を続けられる範囲に収める

  • 息を止めて踏ん張る時間が長いほど血圧が押し上げられる
  • ○呼吸を続けられる範囲に、重量と回数を収める
  • 決めるのは医師。動かせるのは強度・様式・環境・頻度・姿勢・見守り
  • 血圧が高めであると申告のあった対象者では、息を止めて踏ん張る時間が長くなるほど血圧が押し上げられる
  • だから、呼吸を続けられる範囲に重量と回数を収める。息を止めることを前提にした重量設定にしない
  • やってよいかを判断するのは医師。指導側で動かせるのは、強度・様式・環境・頻度・姿勢・見守りの範囲
  • 胸の痛み・息苦しさ・めまいなどが出たときは、その日の運動を止め、見たことを記録して受診をすすめる
出典
08:41覚えて帰る4つ

この回の要点

  • 型は3つ。違うのは量と強度の並べ方だけ
  • 引くときに削るのは量。強度は残す
  • 記録は体力−疲労。落ち込みは戻るまでの時間で見分ける
  • 相手を見る軸は積んだ年数・動かせない条件・いまの時期の3つ

読んだら、解いて確かめる

聞いて分かったつもりのところは、解くとはっきりします。間違えた問題だけが自動で復習に戻り、2回連続で正解すると外れます。

トレーニング理論とプログラムを60問で解く

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